こんにちは、イシゲスズコです。
今回は、子どもたちの時間の感覚のお話。
早く時間が過ぎればいいという小5の娘
「早く中学生にならないかな〜」というのは最近5年生の娘がよく口にしていること。
クラスの女子関係がゴタゴタしているのが辛くて、早く違う環境にいきたいんだそうです。
そういえば上の子たちが4〜5年生くらいの頃も女子はよくもめていたなぁと思い出します。
前思春期にさしかかった女の子たち、些細なことでマウントを取り合ったり、次々に対象をかえながら仲間外れを作ったり。
この時期は低学年の頃にはなかった対人トラブルがつきもののようです。
(もちろん男子は男子で色々ありましたが)
早く時間が過ぎればいいのにと言う娘。
でも11歳の子にとっての「あと2年」は相当先のことのように感じられるようです。
「お母ちゃんにとっては2年なんてあっという間なのにねえ」と笑うと、ため息をつきながら「うらやましいなぁ」と悩ましい表情。
自分も小学生の頃は1年がすごく長かったような気がするなぁと、そんなことをぼんやり思い返したりしていました。
2年前はこのあいだじゃない!という8歳の三男
11歳の娘と私の時間の感覚の違いを面白いと思っていたら、8歳の三男にとってはもっと私との差があるんだ!と思ったエピソードが。
三男はお出かけをしたときのことを時々思い返してそのことを話題にすることがよくあります。
「あの時は楽しかったねえ」とか「また行きたいねえ」とか。
先日もそんなことを色々と話しながら、私が「〜〜にこの間行ったとき」と口にしたところ、目の前の三男がすごく変な顔をしています。
「この間、っていつ?」と眉をしかめながら言う三男。
「三男くんと行ったじゃない?えーと、2年前かな」と答えると、すごくびっくりした顔で大きな声をあげました。
「2年もまえは!このあいだじゃないよ!」
そうかそうかと思いながら
「じゃあ三男くんにとってのこの間ってどのくらい前なの?」
と聞いてみたら
「うーん、2日前くらい」
なるほど、そりゃ噛み合うわけないな〜と一緒に笑いました。
わたしとの時間感覚の違いにイラつく上のお兄ちゃんたち
こんな風に「何気なく使っている表現だけどお互い思ってたことが違う」っていうの、日常の中でたまに見つけます。
笑いあえるときもあるけれど、うまく伝わらずにどちらかがイライラしたり悲しくなってしまうことも。
思春期に突入した上のお兄ちゃんたちとの間で勃発するともう大変です。
子どもたちと自分の感覚が同じだと思い込んでしまうとうまくいかない。
気をつけとかないとな〜難しいな〜と思っていたら、ある日職場に90歳を過ぎたお客さんからお電話が。
「あ〜ほらほら、ちょっと前にやってもらったあれね」とお客さん。
ちょっと前、という言葉で思い当たるものがなかったので過去のデータを調べたら、記録があったのはなんと15年も前!
私もそのくらいの歳になったら15年なんてあっという間なのかなぁ、その頃子どもたちはどうなってるんだろ〜と、遠くの未来に思いを馳せたのでした。
著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:中1・小6・小4・小1
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
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