こんにちは! ゼクシィbabyみんなの体験記をご覧の皆さま。
おませな6歳娘と、自由人な3歳息子を育児中の、ズボラ母のぺぷりです。こちらでは、少し時間をさかのぼって、娘が生まれた時のことを描いかせていただいています。
>前回エピソード:母子同室、産後の体がこんなにきついものだなんて…予定を詰め込みすぎてぐったり by ぺぷり
出産翌日、初めて授乳をしてみました。 未知の体験である授乳が、ちゃんとスムーズにできるのか不安に思いながら、おそるおそる赤ちゃんの口を胸に持っていくと・・・
お乳を飲むのは生きるために必要なこととはいえ、こうもすんなり事が運ぶとは、赤ちゃんの本能ってすごいなぁと感心しました。
ただ、赤ちゃんの吸い付きの上手さとは裏腹に、この時は母乳が出ている気配はありませんでしたが、吸い疲れたのかそのまま眠りにつきました。
妊娠中に色んな育児本を読んで、一通りのことは把握していたつもりでしたが、実際に始まってみるとわからないことばかり。
特に、どれだけ出ているのか目に見えない授乳というものについては不安がどんどん膨らんできました。
看護師さんや助産師さんにも相談したのですが、私の産院は基本的には母乳推進の産院だったので、 毎回まずは母乳を上げてみて、足りなさそうな部分のみ粉ミルクで補う、という方針で行くことになりました。
「でも、あまり根詰めすぎると、余計にでなくなるから、『無理!』と思ったらどんどん粉ミルクもらいにきてね」という助産師さんの言葉には助けられたものの、「赤ちゃんに吸われれば吸われるほど母乳の出はよくなる」という育児書の言葉との狭間でいつも迷っていました。
「はじめはみんな出ないけれど、吸われることでその赤ちゃんの欲している量の母乳がでるようになる」と聞いていたので、「ここで粉ミルクをあげてしまったら余計母乳でなくなっちゃうんじゃないんだろうか?」母乳神話にとらわれている私は、どうにかして母乳量を増やすことに躍起になっていました。
でも、
本当にこれでいいのだろうか?
子どもの栄養は充分なんだろうか?
これは私の自己満足なんじゃないだろうか?
という不安もありました。母子同室の完全個室だったのもあり、他の親子の様子もわからず、とても心細かったです。
ずっと不安にさいなまれつつも、入院中はわずかなミルクを足しつつ授乳(という名の、乳吸わせ)を続けていました。
胸板にがっちりと張り付いているようなかんじ。
当然飲みにくくて娘も飲んでくれない。
助産師さんに相談すると、「指で搾乳して、赤ちゃんに飲ませて上げてね」と言われたのですが、カチカチの母乳を搾乳するのは思いのほか激痛で・・・!
しかも胸は張っているのに肝心の母乳はぽたぽたと滴るほどしか出ない。でも、このままでは赤ちゃんも飲んでくれないしどうしようもなく牛歩の搾乳を続けるも、搾乳のスピードよりも母乳が生成されるスピードが勝っているのか、激痛は増すばかり。
妊娠する前は、妊娠したらお腹の中で順調に育ってみんな元気に生まれてくると思ってたように、生まれたらすんなりと母乳育児が始まると思っていた。それがこんなに困難なことだなんて思ってもみなかった。
早くも母乳育児に自信がなくなったまま、退院の日を迎えました。
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