子どもが生まれてから、お正月に帰省すると「お年玉」をいただくようになりました。
私が子どもの頃はもらったお年玉は1円も使うことなく、そのまま親が私の銀行口座に貯金してくれていました。私の周りの友人もみんなそうでした。
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子どもの教育にはお金がかかるし、人生の節目で大きなお金が必要になることもあると思います。
しかし一昨年のお正月、私は思いました。お小遣いをあげていない我が家では、お年玉は1年で1度だけ子どもたちが手にする「自分のお金」なのです。
お年玉を自由に使わせてみることで4歳と2歳の息子に物の価値を教えるきっかけになるかなと考えました。
私が物の価値を教えたいのには理由がありました。
ある日、長男が幼稚園で箸を折って帰ってきました。古くなっていたし仕方がないかと次の日新しい箸を買ったのですが、しばらくしてその箸も折れてしまいました。
話を聞くと…
それがいくら安かろうと、ダメになったらまた新しい物を買えばいいということではありません。
お金が無限にあるわけではないことを知り、金額を見て商品を選び、自分のお金で支払う経験を通して物を大切に扱う気持ちがうまれればいいなと思ったのです。
そして去年のお正月。
お年玉をもらった長男と次男に1000円ずつ渡して言いました。
子どもたちは普段触らせてもらえないお金が「自分のもの」だと言われ、とても喜んでいました。
使い道もいろいろ考えて長男が出した答えは…
お店に行って、値段を見て、初めて自分のお金で買い物をしました。
そのおかげか、お箸をふざけて折ることはなくなりました。
お年玉はお金の使い道を子どもに考えさせるきっかけになります。子どもたちには物の価値を知り物を大切にしてほしいと思っています。今年はお金の使い方を覚えた次男と2人、お年玉をどう使うのか楽しみです。
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著者:ぴよととなつき
年齢:華の30代♡
子どもの年齢:4才と2才
関西出身の母が、ツッコミどころ満載な息子たち(&夫)と過ごす毎日をインスタグラムに投稿しています。東京に引っ越してきたものの、外出先は公園と児童館なので都会にいる実感はない…。
書籍:『#ピヨトト家~うちのアホかわ男子たち~』(
instagram:@naxkiiii
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