初めまして。もうすぐ3歳になる息子を育てているすずかと申します。
息子は私達夫婦にとって初めての子供。誕生の瞬間はパパも一緒に感動を分かち合いたいと、私は立会出産を選択しました。
予定日には産まれず、数日後、ごろごろしていたらチョロリと足の間から水が…。
「もしや破水!?」と慌ててパパに連絡し、病院に駆け込みました。
立会を希望していましたが、翌日からパパは出張の予定がありました。
代わって下さった上司の方に感謝です。
しかし、急な交代であったため、充分な引継ぎはできていません。
上司の方や出張先の方々にこれ以上迷惑をかけないために
中々下がってきてくれないお腹の中の息子。
刺激を与えるためにパパに付き添ってもらい、階段を昇り降りし、院内を散歩しました。
ですが、パパは気もそぞろ。
電話にメールに大忙し。
私も大変なんだよ!
促進剤使っても出てくる気配が無いんだよ!
ツルハシでガンガン腰を殴られてるんだよ!
その位とってもとっても痛いんだよ!
腰を撫でくれてるのは嬉しい、嬉しいんだけど…!
ちょっとはパソコンから目を離して、頑張れとか、赤ちゃんも頑張ってるとか、優しく声を掛けて励ましてよおおお!
とは言えず、ぐっと飲み込み、パパが快く仕事が出来るようにひたすら痛みについてだけを叫んでいました。
「やっと出た」という脱力感と「ちゃんと泣いてる」という安心感が強かったです。
パパも同じだったようで、私の叫びが終わってほっとしたようでした。
未知なる生き物である新生児の息子を改めて前にし、「ふにゃふにゃだね」「ちっちゃいね」と二人で感想を述べ合いました。
一通り愛でた後、息子は助産師さんの元へ。
私は病室で体力回復に努めます。
パパは
私も産休に入るまで職場の方達に迷惑を掛けまいと必死だったので、
仕事が気になってしまう気持ちはものすごーくわかります。
わかるけど、わかるけど、もっとこう…。
優しい声掛けに仕事の有る無しは関係無い気がするのです。
いや、でも声を掛けてくれてたのに、痛みに夢中で私が聞いてなかっただけなのかもしれません。
一緒にいてくれて心強かったのは確かなのですが、なんだか変に気を使った出産となりました。
第二子の予定はまだありませんが、パパは次も立ち会うと言ってくれているので、その時の状況を見てお願いしたいと思います。
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ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:すずか
子どもの年齢:2歳
産休を取得して出産をしましたが復帰後、パパのアメリカ赴任に帯同するために退職。2018年の冬にサボテンとグランドキャニオンの地、アリゾナにやってきました。苦手な英語と奮闘しつつ、ゆるゆると子育てをしています。
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