出産時の赤っ恥エピソードです。
私が出産した産院には妊婦さん向けのスクールがあり、中期のときにバースプランについての講座がありました。
その講座を受講し、バースプランを助産師さんと打ち合わせをしました。
ちなみに私が立てた「バースプラン」の大まかな内容は次の通りです。
・アロマを焚いてリラックスした雰囲気で出産に臨む
・オルゴールなどの音楽を流す(個人的に好きな音楽でもいいと言われていた)
・立会い出産をする等
バースプランを立てた後は念のため夫に共有しました。妊娠がわかってから立ち会いをすると夫婦で決めていたため、最終確認的な感じでした。
ここからが赤っ恥エピソードの幕開けです~。
クリスマスの朝、陣痛が始まり私の両親が自宅まで駆けつけてくれました。
陣痛タクシーも登録していましたが、父が来れたため陣痛の合間にお昼を食べてから産院に電話をし、13:30に入院しました。
【赤っ恥1】
~腹が減ってはお産はできぬ!?~
実は、自宅でお昼を食べているころには陣痛が6分間隔になっていました。
食い意地が勝っていたのです。
ご飯なんて病院で食べればよかったんです。
しかも我慢してでも食べたのはうどん!しかもいたって普通のです(笑)。
【赤っ恥2~絶叫しまくり妊婦、あらわる!~】
病院についてからはみんなで陣痛室に入り、父、母、私の親子3人で雑談しながら赤ちゃんに会えるのを楽しみにしていました。
しかし、15:30には痛みが辛く会話ができず。母に
「(陣痛が)来た~」「(陣痛が)終わった」の繰り返し。
陣痛中は「ふーーーーっっ!いーっ!ふーーーーーぅ!」と大声で叫ぶ私の声だけが響いていました。
この段階で父は耐えられなくなり廊下で待機していたそうです。
【赤っ恥3~何かが出てきた~!】
16:55ごろです。夫が陣痛室に来た直後です。
ドバッと液体が流れる感覚がありました。
陣痛も1分おきになっていて余裕がなかった私は
「なーんか出たぁっ!!!!」
と、これまでにない大声で叫びました…。
ナースコールなんて存在、頭の中から消えてました。ごめんなさい。助産師さん…
猛スピードで走ってくる助産師さんの姿を朦朧とした意識の中で捉えたのは覚えています。
そして、「うん。破水ですよー。陣痛室に行きましょうか。」と冷静に対処してくださいました。陣痛室にどうやって行ったかはもう覚えていません。きっと夫が手を引いてくれたはずです。
そして、ここからが出産(赤っ恥ラッシュ)です。
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【赤っ恥4~だめだってわかっちゃいるけれど…~】
分娩台に乗った私は、いきむ時に握るバーをしっかり握りました。
「そこはまだまだ握っちゃダメですよー!」
と2~3回ほど言われ、渋々手を離しました。
いきんじゃうと危険だと言われました。
そして、先生が来てくれました。
「どう?(子宮口)全開?」と助産師さんに質問してましたが、「いえ、まだです」と返されていました。
そうです。まだ子宮口は全開じゃなかったんです。
医師と助産師さんのやりとりで、叫ぶ私の声のせいで正確な母体の状況がわからなくなるから陣痛室へ連れてきたというニュアンスがありました。
自分でもうるさいと自覚が十分あったため、そのように感じたと思います。なので自重できるかチャレンジしましたが、ムリでした…
【赤っ恥5~これっていきみDV !?~】
なんだかんだでお産は進みますが、さらに暴挙に出る私。
なんと、勝手にいきみ始めました。
勝手にいきんだ挙句、呼吸をせずにいきみ続ける!
夫の右手を爪を立てて握り、いきむ私。
手だけじゃ足りず、二の腕もズタボロになるまで握ってました。(アザができていたそうです)
そして、呼吸をしなかったため、助産師さんからついに怒られました…
「パニックにならないで!」「目を開けて!」「息して!息っ!」と。
夫も「息しろって!」と言ってましたが、私自身、息をしていたつもりです。
でも息してない風に見えたんでしょうね。だから怒られる→でもいきんじゃう
そして、いい歳して怒られたもんだから、いきみながらも「パニックになってねーし!息してるし!目は…開けます!」と心の中で反抗してました。
情けない…。
頭が出てきたらもう痛くなく、陣痛が始まってから7時間で産みました。
ちなみに、夫が病院に着いてから1時間もせずに産みました。
いろいろな助産師さんに「スピード出産だったね!」とほめて?いただけました。
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そして、入院中に私は助産師さんに非礼を詫びました…。
助産師さんからは「アロマを焚いてリラックスした雰囲気で出産に臨む…」という冒頭で述べたバースプランが何一つできなかったことを謝られましたが、そんなこと、すっかり頭から抜け落ちていました(笑)。
人それぞれ、いろいろな出産スタイルがあるはずです。そう分かってはいるけど、あまりに恥が多すぎる出産でした。
これからママになる方々にも笑い話として「陣痛中にこんな過ごし方をしても無事に産み落とせたママもいる」ことを知ってもらえると幸いです。
著者:まめこまま
元保育士の31歳です。
7ヶ月の娘がいます。
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