もうすぐ春ですね!
我が家は大きな病気にかかることもなく、なんとか冬を乗り切りました〜!
冬の間、いつ誰が病に倒れるかヒヤヒヤでした。
数年前だったらインフルエンザや胃腸風邪やら病気オンパレードだったというのに、逞しくなったものです。
小さい頃はしょっちゅう病気で寝込んでいました。
特に大変だったのが長男が1歳3ヶ月頃にかかったウイルス性胃腸炎です。(ロタウイルス)
長男は生まれてからそれまで大きな病気をしたことがなかったので、あの時は初めての発熱&嘔吐&下痢の三大症状にプチパニックになりました。
長男がロタウイルスを発症したその日は、まだ暗いうちに起きてしまい抱っこをすると少しだけ熱っぽく、朦朧とした感じでした。
その後はいつも通りに朝を迎えましたがいつもよりだいぶ早い時間からお昼寝。
なんだか今日はいつもと違うな〜と思いつつ、どう違うのかよくわかりませんでした。
事態が激変したのはこのお昼寝中でした。
寝返りと同時に突然の嘔吐。しかも立て続けに4回連続吐きました。
この時は本当にビックリしました。
何しろ長男がこんなに吐いたことは一度もなかったので…。
急いで小児科で診察してもらうと「ロタウイルスですね」と言われましたが、新米母ちゃんな私には何それ状態です。
嘔吐と下痢がしばらく続くから、脱水症にならないよう水分をすこしずつ与えるよう言われました。
水分を少しずつ与えるやり方もよくわからなかったので、ネットで検索です(ちなみにこの頃はスマホが普及されておらずタブレットで調べていました)
一気に与えると腸への刺激が強く吐き戻してしまうということで、白湯やスポーツドリンクをスプーン1杯ずつ舐めさせるように与えるのがいいとあったのでその通りにやりましたが、本人はガブガブ飲みたいと大泣き。
しかもこの時長男は現役おっぱいライフを謳歌している時期だったので、ことあるごとにおっぱいを所望。
おっぱいは飲む量の調節が効かないしどれだけ飲んだか把握できないので、与えないようにしました。
きつかったのは夜です。
寝かしつけの手段がおっぱいだった母と子にとっておっぱいなしの夜はもはや拷問。
抱っこで泣かしつけても具合の悪さで夜中に何度も起きてしまう長男。
その度に立って抱っこしてユラユラして寝かせました。
それを夜通し続けたので、まとまって1時間も眠ることができず完全睡眠不足で朝を迎えました…。
2日目も嘔吐は続き、下痢も始まりました。大忙しです。
処理にあたった夫が見事に二次感染。
夫が戦力から外れてしまったので、寝不足でフラフラしながら一日中長男のお世話に明け暮れました。
この夜もおっぱいはナシ。
つらい夜の始まりです…。
3日目の明け方。
ようやくベッドで横になって眠れると思いきやさっき寝かしつけた長男がまたもやグズグズ言い始めました。
新生児育児以上に眠くて眠くて仕方がない私…。
1時間でもいいから寝たい!と思い、嘔吐も止まってきたことだし…と魔が差して長男に添乳しながら久々にグーグー寝ました。
が、これがいけなかった。
長男にとっても久々のおっぱい、ここぞとばかりに一気に飲んでしまったのです。
朝起きると長男がおとなしくソファに座ってくれていたので掃除機をかけたり洗濯機回したりと一気に家事を進めていると、長男の顔がスーッと青ざめ脱力し大量の嘔吐(もちろんおっぱいが原因です…)。
「ぐったりする」という様子を目の当たりにし、慌てて病院へ。
脱水症一歩手前でした。
泣いたり気持ち悪そうにするわけでもなく、遠くを見つめたまま意識が飛んでいくような長男の姿が死を連想させ、ものすごく怖かったです…。
そこからは水分をこまめに与えることに徹しました。
4日目は先生の指示に従いお粥ややわらかいうどん、バナナのすりつぶしたものを少しずつ食べさせました。
吐くのは止まってきましたが、本人はまだまだしんどいようで、ほぼ抱っこで1日を過ごしました。
寝かしつけや夜泣きにも100パーセント立ち抱っこで対応。
この4日間、母はとにかく寝不足です。
一番の願いは長男の回復と横になって眠ること。
おっぱいを断たれ泣きまくる長男を前になすすべもなく一日中抱っこでユラユラ…本当にきつかった…(思い出し泣き)
結局完全に嘔吐症状がなくなるまでに1週間かかり、下痢症状が治るまで10日以上かかりました。
後から知ったことでしたが、ロタウイルスは初めてかかった時が症状が一番重く、乳幼児は重症化しやすいそうです。
子どもが小さいうちはどうしてもあれこれ病気にかかってしまうので親としてはハラハラしどおしでしたが、気付けばここ数年、長男は嘔吐するほど重症な病気にはならずに済んでいます。
健康体で大きくなってくれたことに感謝です!
著者:マルサイ
年齢:39歳
子どもの年齢:9歳・7歳・4歳
9歳・7歳・4歳の三兄弟の母。趣味は昆虫観察と磯の生き物観察。三兄弟との日々をインスタグラムにで発信中。著書に『男子が3人います。』『主婦力ゼロからやってみた家事』(共に大和書房)など。
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