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お手伝いボードを使っておだちん制のお小遣いをスタート。家事も楽になり、いいことづくめ!? byうだひろえ

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おこづかい教育、お金のしつけ、などなど、表現はいろいろですが、「子どもにお金との付き合い方を学ばせることの大事さ」が注目されるようになってきていますよね。

私自身、お金についての知識がなくて苦労した経験がガッツリあるので、自分の子にはそうならないように、できることはしたいと思っております。

 

 

なので、書籍を参考にしながら、上の子が小学生になり、下の子年中さんも字が読めるようになってきたタイミングで、「おこづかい」を始めてみることにしました。
(私が特に参考にさせてもらった本は、FPたけやきみこさん著『PTAで大人気のお金教育メソッド 一生役立つ「お金のしつけ」』です)

「おこづかい」には、「おだちん制」(お手伝いをした分もらえる)と「定額制」(月***円)がありますが、最初は「おだちん制」で始めるといいそうです。
なぜなら「お金は労働の対価としてもらえる」ということを学べるからだとか。それ、ぜひ学んでほしい!

 

我が家はまず、子どもたちができそうなことをボードにリストアップ。

「おふろあらい」「ごはんよそう」「せんたくものとりこむ」「ゴミぶくろつける」などなど、1つやるごとに10円もらえる、ということをわかるようにしました。

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ポイントは
・お手伝いは、自分のことをやってから
 着替えや荷物の片付け、宿題などが終わってから。
・二人で協力してもいい
 取り合いのケンカになることが容易に想像できたので、ケンカになるならおだちんナシ、協力してできたらそれぞれに10円、としました。

あとはやりながら、子どもたちと話し合いながら、項目を増やしたりルールを決めたりしていくことにしました。

 

やり始めてみると、子どもたちは自分のことをサッサと終わらせ、きょうだい協力してお手伝いしてくれるようになり、なんともすごい、お金の力ってすごい。

疲れてる夕方、私がご飯作ってる間に風呂掃除をしてくれたり、洗濯物をたたんでくれるなんて、どんだけラクになったんだ、私の育児もここまで来た!!と感動いたしました。

 

しかし、家族みんなでお出かけして疲れていると、さすがに「ムリ~」という日もあり、そういう日は試しに「今日はボーナスデー、おだちん2倍でどう?」と言ってみると、「……やる。」となったり、それでも「きょうはムリ」となったり、「じゃあママがやるわ」と言うと「ありがとう!」と言われたり。

私、自分の母に、「風呂掃除してくれてありがとう」って言ったこと、あったかしらん……。ないです。ごめんなさい。そしてありがとう。

 

そうこうしているうちに、項目も増え、私、そのつどおだちんを渡すのが億劫になってきまして。
「労働の対価としてのおだちん」ということを、子どもたちもわかってくれたようだったので。
ボードをカスタマイズしてみました。

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おてつだいリストをマグネットにして、左に配置。
やったら自分のエリアに移動。
1日の終わりに集計して、おだちんお渡し。

子どもたち、楽しそうにマグネットを移動させて、途中集計をしたり、絵を書いたり、ボードに向かっています。

 

ポイントは、「ありがとうポイント」を設定したこと。

これはママ友から教わって取り入れるようにしたのですが、項目にないことや、ママからの頼みごとなどをやって、ママから「ありがとう」が出たらポイントゲットできるようにしました。

これによって、「項目設定されていること以外はやらない」という事態を回避。
自分から進んで、お手伝いできることはないか、探すようになってくれました
感動です。

 

しかし、現在ボードにある項目は全部で14個、全部やったら140円、ってことは1ヶ月で約4,000円以上に…!?
と、ちょっとドキドキしましたが、実際は1日に二人で7個が最高、ゴミ出しのない日や習い事で時間がない日はゼロもありますし、上の子が月500円くらい、下の子が月300円くらいで収まっています。

 

でも、お手伝い頑張れば、夢のおもちゃも買える!という金額でもあります。

そんなうちの子たち、目標は、「ニン○ンドースイッチ」。
流石に全部を子どもたちだけで貯めるのは難しいので、「家族4人で遊ぶものだから、家族4人で買おう」と決めました。

約3万円分、子どもは7千円、大人は8千円を貯めることを目標にしています。
駄菓子や小さなおもちゃには手を出さず、コツコツ貯めている姿はけなげです。

 

ある時「大人はお金たくさん持ってるから、すぐ貯まるでしょ?」と上の子に言われました。
「パパとママは仕事をしてお金を稼いでいるけど、そのお金はいろーんなものに使ってるからね。お家にも、電気ガス水道、車とか、食べ物飲み物、使うもの、学校の給食費なんかも、まだまだ色々払ってるから。スイッチを買うためのお金は別で貯めないとないんだよ」

なんて話をして、これって「お金の教育」になってるんじゃない?

「そうなんだ、ママがんばってよ?」なんて励まされて、コンビニでちょこちょこスイーツを買ってしまう私はドキリ。
……大人よりも子どもの方が早く貯まりそうです……。

私も一緒に、お金とのうまい付き合い方を学ばせてもらってます。

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著者:うだひろえ
年齢:40代
子どもの年齢:小1、年中

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。年長男児&年少女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる」(マンガ担当)(KADOKAWA)

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