こんにちは、あいです。
今回も私の妊娠中のエピソードをご紹介します。
今の子を妊娠する1年前に初期流産を経験していました。
初期流産は全妊娠の15%の確率で起こると言われているもの。
起きてしまってはどうしようもありません。
当時はショックでしたが仕方が無いことだと割り切り、記憶の奥にしまっていました。
そして1年後・・・。
自宅で検査し、また妊娠している事がわかりました。
その時は、
「やったー!」
「嬉しい!」
というよりも、
「ここからが始まりだ」
「今度は大丈夫かな?」
という気持ちで、検査薬の線を静かに見つめていたことを覚えています。
そして8週が過ぎた頃に、旦那さんと一緒に産婦人科へ。
この病院は、1年前流産した時もお世話になった、町の小さな病院です。
以前は、赤ちゃんの心拍を確認する事ができないまま終わりました。
ちゃんと確認できるのか、不安で胸が苦しい中エコーの画面を見ていました。
見えました。
赤ちゃんが動いているのが。
黒くて丸い小さな部屋の中に、米粒のような赤ちゃんが、
チカッ、チカッ
と、点滅しているように見えました。
元気に心臓を動かしている証拠です。
「よかった・・・!!」
病院の先生からも「おめでとうございます。」の言葉を頂戴し、これからのスケジュールなどを確認してこの日は帰宅。
それからしばらく。
母子手帳を貰っても、「ぬか喜びをしてはいけない、まだ初期だ・・・」
会社で上司に報告して祝福されても、「まだ安定期じゃないので・・・」
産む病院を探していても、「流産したらキャンセルしなきゃいけないのにもう予約か・・・」
など、かなりネガティブ。
そして迎えた2回目の受診。
この日も元気な赤ちゃんを確認する事ができました。
続いて、いろいろな検査や体重測定、採血などがありました。
別室に移動したところ・・・。
いつもお世話になってるチャキチャキ系看護師さん。(私が以前流産した時もお世話になりました。)
意外な言葉をかけられびっくり。
エコーを見る私の顔が暗くて、気になったみたいです。
「もう安心して大丈夫・・・」
初めてこんな言葉をかけられました。
その言葉に安堵し、ポロリと涙が出てきました。
妊娠がわかってからというもの、いくら周りが祝福モードでも万が一の時のため、常に最悪の状況を想定して喜びすぎないよう気持ちにストップをかけていました。
そんな私に気付いてもらえ、
「大丈夫」と言ってもらえた。
それだけで、ガスが抜けていくように心がスーーっと楽になっていきました。
言って貰えたのが、医療関係者だったというのも大きかったかと思います。
看護師さんはいつも通りチャキチャキしていてこの後はちょっとびっくりする量の血液をとられました(笑)
きっと「大丈夫」だから、
・赤ちゃんを悲観的な目で見るのはやめよう。
・ちゃんと生きてる、その成長を喜んであげよう。
・自分自身も、人生でそう何度も無い妊娠生活を楽しもう。
そう思えることによって勇気や活力が湧き、その後は豊かな妊娠生活を送ることができました。
親が子供の事を心配するのは当たり前のことですが、過ぎたるは及ばざるが如し!
必要以上の心配に取り憑かれて、喜びを喜びに感じられなくなるのは勿体ないと感じました。
魔法の言葉、「大丈夫」をくれた看護師さん、ありがとうございました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:あい
年齢:30歳
子どもの年齢:0歳
2018.5.6 長女(ゆいどん)誕生。 ゆいどんに振り回され毎日ドタバタな日常を送る新米ママです。 育児の大変なことも笑い変えて前向きに!をモットーにブログやインスタグラムで漫画を描いています。
インスタグラム:@yui_dondon
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