こんにちは、ユーラシアです。
うちの息子は、夫……つまりお父さんのことが大好きです。
おとうさん大好き！な息子の日常
どのくらい好きかというと、毎朝起きると開口一番「おとうさんは！？」と夫を探しに行き、姿を見つけるとホッと安心して、仕事の準備をする夫に「きょうは休んだほうがいいんじゃない？」と説得し、いざ家を出ると玄関で「さみしい、さみしい」と涙するほどです。
仕事から帰ってくると全てを放り出して玄関に駆け出し、「きょうね、きょうね……」と一日にあったことを全て話し、「あしたはおやすみ？ いつおやすみ？」と、べったりくっついて目を輝かせています。
最近は「ぼくがご飯たべさせてあげる！」と、夫の食事の介助まで始める始末。
夫の部屋から聞こえてきた深刻そうな声
圧倒的お父さん大好きオーラに、若干の羨ましさを感じつつ、微笑ましく見ていました。息子が夫を大好きなのって、日中は週2日しか家にいない夫をいわゆる「レアキャラ」的な感じで見てるからなのかなと思っていたのですが、ある日の夜のこと。
「おとうさんの部屋で遊ぶ！」 と嬉しそうに突撃していったのですが、しばらくすると何やら深刻そうな話し声が。
気になって覗いてみると……
夫に悩み事を相談していました。
後で夫に聞いてみたら、「プレ幼稚園でおともだちに遊ぼうと声をかけたけど、一緒に遊んでもらえなくてすごく悲しかった。どうしたら一緒に遊べるんだろう」という話をしていたようです。そんな話は初耳だったので驚きました。
プレの後、「今日はどんなことがあった？」と聞いたのに。
なんで私には言ってくれなかったんだろう……と一瞬複雑な気持ちだったのですが、母親には言えないけど父親なら話せるというのは、決して悪いことではないなと思い直しました。きっと夫の方が話しやすいことだったんでしょう。男同士、的な……？
とにかく息子にとって夫はただの「レアキャラ」ではなく、息子は夫のことを「頼りになるおとうさん」として大好きなんだと感心しました。
（というか私が頼りにならないと思われている……？）
好かれすぎてお父さんは「怖い…」
しかしこんなに息子に好かれて夫はさぞ幸せだろうと思っていたのですが、話を聞いてみると意外な本音が出てきました。
それは「あまりにも好かれすぎてて、いつか嫌われるのが怖い」。
「今が幸せすぎて未来が怖い」というやつですね……。
どうも職場の人達が、「うちの子も昔は懐いてたのに今は目も合わせてくれない」とか、「思春期になるとボロクソに言われるようになる」など悲しい父親トークをするらしく、「うちも今はお父さん大好きって言ってくれるけど、そのうち大嫌いになるんだろう」と思い込んでいるようです。
まあ確かに、大きくなれば反抗期もあるだろうし、いつまでも幼児の頃と同じノリで
お父さんもお母さんも大好き！ ギューしたい！ ギュー！ なんて言い続ける子はあまりいないでしょうが、せっかくなので今このときの幸せを噛み締めてほしいです。
そして毎朝「なんでおとうさんお仕事にいっちゃうの？ おとうさんとずっと一緒にいたいのに」と恨めしそうに言われる私の気持ちも分かってほしいです。つらい……！
著者：ユーラシア
年齢：30代
子どもの年齢：3歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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