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旦那がへその緒をカットし、赤ちゃんがいよいよ私のもとへ! by 石塚ワカメ

こんにちは。石塚ワカメです。
フリーダムすぎる小2男児と2歳女児、激務で影の薄い旦那と余裕なく暮らしています。

前回の続きです。

麻酔のせいか、出血のせいか、ぼんやりとする頭。
先生方は凄い気迫で何やらカチャカチャ、ズゴゴゴォ~という掃除機のような音も聞こえます。きっと羊水や胎盤を出しているのでしょう。
赤ちゃんは台のようなところで助産師さんに色々な処置を施してもらっています。 

 

息子は緊迫した空気に耐えられなくなったようで、ここで退場。もしものときのためにと、手術室の外で待ち構えていてくれた義母と実母に託します。

母が苦しむ様子やスプラッタな場面は見せずに済んだけど、超絶ビビリな息子がよくぞここまで頑張った!
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それにしても、赤ちゃんの処置にずいぶん時間がかかっているけど、大丈夫だろうか───。

赤ちゃんはあまり状態が芳しくないのか、口に管のようなものを何度も通されては、湿った咳をして泣いています。とても心配だけど、私は今お腹がガバっと開いている身。何もしてあげられないから、先生方を信じよう!

首だけをせいいっぱい赤ちゃんの方に向け、泣き声を聞いていると、乳首がジンジンとしてきます。私の身体が、赤ちゃんにおっぱいをあげたがっているのだと感じました。

無事赤ちゃんの処置が終わったようで、へその緒カット係を任命されていた旦那が呼ばれます。

実は、家族の立ち会いだけでなく、へその緒カットもお願いしていたのです! てっきり義母のように母体から切り離すときにチョッキンするのかと思いきや、処置が終わった赤ちゃんのへそから根本を切るだけだったようです(そりゃそうか)。

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こうしてようやく、赤ちゃんが私のもとにやってきました。

くしゃくしゃでぶさいくだけど、かわいくてたまらない、小さな赤ちゃん。
「私にも旦那にも似てないし…。ガッツ石松…?」
などと思いながら、まだ胎脂がこびりついたぷくぷくほっぺや小さな小さなおててをそうっと触っていると、ふいに私の目から何かがでてきました。

妊娠中から始まった実母の近距離介護や息子の世話でいっぱいいっぱいで、泣く余裕もなかった私。自分の目から出てきたその「何か」が、「涙」だと気付くまでに時間がかかったのでした。
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ちなみに、当時4歳だった息子に立ち会い出産をしたときの感想を聞いてみると、「うまれたばかりのぽんこちゃんは小さくてかわいかった。でも血とかがいっぱいついててこわかった」とのことでしたが、とくにトラウマになったりもしていないようです。それどころかたいして強い印象も残らなかったようではありますが、いつか(大人になってからでもいいから)ふと思い出してもらえたらいいなと思う次第です。

 

次回に続く!

 

 

 

 

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著者:石塚ワカメ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:7歳男児、2歳女児

余裕のないアラフォーがフリーダムすぎる子どもたちの成長を絵日記ブログなどで綴っています。著書は「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」など。

Twitter:@WakameEnk
Instagram:wakameenk

 

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