初めての子を出産するため、里帰り中だった私。親や妹もみんな昼間は仕事なので私一人でした。そんな昼間のある日、陣痛よりも先に破水がきましいた!!かかりつけの産科に電話をすると、すぐに荷物を持ってきてとのことでタクシーで一人病院へ行きました。
病院では「先に破水してしまっているので緊急帝王切開になりますが、手術の同意書を家族に書いてもらわなくてはならないからこのままだと手術はできない」と説明されました。
助産師さんに親の職場に連絡してもらいなんとか親が病院に来てくれることになったのですが、1時間はかかるからと言われました。
その間私は誰も側にいない中で陣痛の痛さに悶え苦しむしかありません。お腹の子は大丈夫だろうか不安の中、夢か幻か幻聴のようなものが耳元で聞こえてきました。
『私は弥勒(みろく)です』と。
そしてお釈迦様のような姿が見えました。とても強い逆光のような光がありハッキリしたお顔までは見えませんでした。
後で気になって調べてみると、弥勒菩薩は生のあるもの全てを救う菩薩だと知りました。私のお腹の子を弥勒菩薩が見守って救ってくれたんだと実感しました。子供が大きくなったら弥勒菩薩の像のあるところへ行き、参拝と御礼をしたいと思います。
著者:のん
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