こんにちは、イシゲスズコです。
今回は、我が家の長距離移動のときに車内で子どもたちが退屈しないようないろんな工夫のお話。
車のなかで盛り上がる3つのゲーム
1.対向車のナンバー対戦
参加者それぞれに、0〜9までの好きな数字を決めます。対向車線の車のナンバーを見て、下1桁が自分の決めた番号だったら1ポイント。区間を決めて数を競います。
ナンバーではなくて車の色で対戦をするのも面白いです。
数を覚えておくのが難しいときは、数種類が個別に包装されているアメやグミなどの袋入りのお菓子を用意します。
どの味が自分かを決め、自分の選んだ車が来たらそれを1つ取ります。
こうすると、数の覚え間違いがなくなるので小さい子や覚えるのが苦手な子にも参加できます。
運転手のお父さんやお母さんも自分の数や色を決めておいて、子供にカウントしてもらう、という参加の仕方もできます。
対向車が見辛い高速道路上でやるときは「追い越された車」を対象にするのもアリです。
子どもたちが慣れて来たら「バスは2ポイント」「タクシーは3ポイント」など変化をつけるのも盛り上がります。
2.「何を想像したでしょうか」クイズ
想像する人を1人決めます。「何か」を想像し、それは秘密にします。その人以外の参加者が順番に、その「何か」について質問をします。
例えば
・それは何色ですか?
・どこに行けば見ることができますか?
・いくらで買えますか? etc.
想像した人は「何か」の名前を言わないように気をつけながら、その質問に答えます。「何か」がわかったら手をあげて、「何か」を答えます。
単純なゲームですが、下手な聴き方をするとなかなか「何か」にたどり着けないので子どもたちはすごく盛り上がります。
また、勝ち負けを競うゲームではないので勝ち負けで一喜一憂して落ち込んだり癇癪を回しやすい子もスムーズに参加しやすいと思います。
「何か」の部分をなんでもアリにすると難易度はとても高くなるし、「この車の中にあるもの」とか「うちの中にあるもの」と範囲を設定したり、「海にいる生き物」など子どもの好きな分野に限定したりすると難易度や面白さが色々と調整できます。
答えは参加者全員が知っているものでないとうまくいきません。
子どもが考えるときに想像しやすいようフォローしてあげると良いと思います。
3.どこまで来たかわかるスゴロク
「あと何分?」「あとどのくらい?」とよく聞くような、先が見通せなくて不安になりやすいタイプの子にオススメなゲームです。
家から目的地までのルートがわかる地図をプリントしたりざっくり紙に書いたりします。
インターチェンジやサービスエリア、道の駅など、標識や大きな看板があってわかりやすいチェックポイントをいくつか見つけておき、地図上でそれがわかるようにして、ホワイトボードやクリップボードなどに挟んでおきます。
車の移動に合わせて、地図上でどこまで進んだかを子どもに追いかけてもらいます。
マグネットがつくホワイトボードに地図を貼っておいて車をマグネットに見立てて進めてもいいし、ペンや色鉛筆などでたどってもらうのも良いと思います。
外の看板を探す楽しみと、地図上で自分たちがどこまで進んでいるかを可視化することによる安心が同時に得られるゲームです。
おわりに
長距離移動そのものが好き、というお子さんはあまり多くはないのではないかと思います。
大人でも車に乗っているだけで疲れますよね。
移動だけで疲れて現地に着いたら不機嫌、それを見て大人もがっかり…なんてことも我が家で何度かありました。
せっかくの遠出、ちょっとした工夫でその大変さが少しでも軽減したらいいなぁと思っていつも色々と考えています。
著者:イシゲスズコ
年齢:40代
子どもの年齢:中学生から小学生の4人
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
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