娘を出産する時、私は夫の立ち会いを希望しませんでした。
そんなこんなで、夫へはその気持ちを伝え、夫も立ち会いを強く希望しているわけではなかったので、うちはしなくていいね~という話になっていました。
そして妊娠中期、健診に通っていたA病院で母親学級に参加しました。
そこでどんなお産にしたいかを参加者と助産師さんで和気あいあいと話していたのですが…
A病院は家族みんな一丸となって赤ちゃんを迎えよう!という方針らしく、立ち会い出産大歓迎。
出産という素晴らしい大イベントを夫婦で味わわないなんてもったいない!という感じでした。
でも私の「見られたくない」って気持ちも本当だし…
モヤモヤと答えが出ないまま時は過ぎ、里帰り出産することになった私は、A病院から実家近くのB病院へ転院したのでした。
B病院の助産師さんとお話した際、立ち会い出産についても聞いてみることに…
すると、
私がお話を伺ったのがたまたま立ち会い出産に積極的ではない助産師さんだったのもあると思いますが、今までと全く違う答えが返ってきてとにかくびっくり。
このお話を聞くまで、てっきり立ち会い出産がスタンダードなのかと思っていました。
産婦人科、助産師さんと言えど、考え方ややり方は様々なのだと実感しました。
2つの病院、助産師さんのお話を伺って、改めて私たち夫婦は赤ちゃんをどう迎えるのか夫と考えてみました。
大切なのは立ち会うか否かではなく、家族みんなで赤ちゃんを迎えようという気持ちなんじゃないか。
そう考え、私の気持ちも汲んでもらい、結論を出しました。
そうして迎えた出産の日。
私はなかなか子宮口が開かなかったため、結果として陣痛室にいる時間が長く、ほとんどの時間を夫と過ごすことになりました。
娘が産まれた瞬間夫はいませんでしたが、隣の部屋で産まれた喜びを噛み締めていたようです。
そして、陣痛室までで十分夫に出産の大変さは伝わったようです(笑)
結果的に、立ち会わなかったことが良かったのかはよくわかりません。
立ち会っていたならば、きっと違う気持ちを味わうこともできたのだろうと思いますが、そこに後悔はありません。
色々悩んだけど、娘の誕生を一緒に喜べたら、もうそれで十分じゃないかと思えました。
これから出産を迎えられる皆さんが、無事赤ちゃんに会えますように!心からお祈りしています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:はなわめぐみ
年齢:30代
子どもの年齢:3歳
instagram:@mgmhnw
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