振り返れば、まだ自分が妊娠していることにも気づいていない頃、妊娠初期(妊娠5週頃でしょうか)のときの話です。
保育士として毎日働いていたのですが、お昼を食べた後と、仕事を終えて帰り道にコーヒーを飲むことが私の毎日の楽しみであり、ほっと一息つく瞬間でした。
帰り道のコーヒーは、自動販売機の缶コーヒーか、コンビニが多かったのですが、時間があって贅沢な気分のときはカフェに寄ってコーヒーを飲んでいました。
ですが、ある瞬間からコーヒーを飲んでも美味しいと感じなくなりました。
でも、コーヒーを飲むことが私のルーティンであり、リラックスタイムであったので、「おいしくないなぁ」と感じ始めてからもコーヒーをなかば強制的に買っていました。「飲んでおいしくないだなんて、そんなはずない!ありえない!」と。
でもだんだんと、匂いを嗅ぐことさえもしんどくなり、気持ち悪さを覚えるようにもなりました。
それから少しして、妊娠が判明!
あの「おいしくない」理由は、つわりだったのかととても驚きました。 そして、もう何年もこのルーティンで過ごしてきた私は、コーヒーが飲めなくなってしまって、「どうやってホッと一息つけばいいのか」とっても戸惑いました。
紅茶やお茶を買ってもみましたが、やっぱりコーヒーを飲んだ時のホッとする感じや安心感、「あー今日も頑張ったなぁ」と落ち着くことがなかなかできなかったのです。
妊娠後期の8ヶ月頃になってやっと体調も落ち着き、「コーヒーの匂いがいい香り~」と思えるように!それがとっても嬉しかったのを覚えています。
半年ぶり以上にコーヒーを飲んでみようと思い、カフェへ行き、デカフェのアイスを注文しました。
店員のお兄さんが混んでいるからと席を走って取りに行ってくれ、席までコーヒーを持ってきてくれたのが、とてつもなく嬉しかったのを覚えています。
そして久しぶりに飲んだコーヒーがとってもおいしくて、「私の味覚、戻ってきたー!」と幸せな気分になりました。
つわりって本当に不思議ですね。今も毎日おいしく飲んでいるコーヒーですが、「また妊娠したら飲めなくなる日が来るのかな?」と思ったりしています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:あっきー
年齢:26歳
子どもの年齢:0歳
初めての育児!5ヶ月になるタレ目ちゃんなかわいい娘と毎日のんびり、時々あわあわバタバタな日々を過ごしています。1日の楽しみは旦那さんとの夜の晩酌、ではなく、夜のコーヒー&チョコレート。これがたまらなく幸せ。これがなくては生きてはいけないのです〜。
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