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甘えさせているつもりが…先生の指摘で気付けた「甘やかし」に反省 byユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。 

今回は私の未熟さを晒すような内容なのですが(いつもか)、息子の育て方を見直すきっかけになった話です。

 



急に甘えてくるようになった息子

息子が3歳半くらいのときのこと。
それまで私を「おかあさん」と呼んでいた息子が急に「ママ」と呼び始め、しょっちゅう抱っこをせがんだり、ずっと私にしがみついていたりと、やたら甘え始めるように
なりました。

環境が変わったなどの心当たりも特になかったので少し困惑したのですが、まだ3歳で甘えたい盛りなわけだし、突然そうなったのは息子なりに理由があるかもしれないと思い、できる限り応じるようにしていました。
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甘えが徐々にエスカレートして…

そんな状態が数週間ほど続いて、息子の甘えは次第にエスカレートしていきました。靴を履かせてもらいたがり、食べ終わった後の食器の片付けも私にやらせるようになったり。今まではむしろ「ぜんぶ自分でやるから、おかあさんはやらないで!」と言っていたくらいだったのに。
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何もかも親がやるのはよくないと思いながらも、これも不安があるせいなのかな……?
厳しくすると後々何か悪い影響があるかも……?
と私も心配になり、また「ママー、ぼくできないから、やって」と甘えてくるのが可愛くて、ついつい「今回だけだよ」と言いながら許してしまうことが多々ありました。

 

「お子さんのためになりません」

ある日、息子を連れて病院に行ったときのことです。
診察を怖がる息子に、先生は「不安だもんね、お母さんと手を繋いでみたら?」と優しく声をかけてくれました。しかし息子は手を繋いでも満足せず、さらに
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「ママ、ヘンなおかおしててー」と言い出したのです。
困惑しつつ、それで息子がリラックスして治療できるならやった方がいいの? やるべき?と迷う私。
そんな私の逡巡を見抜いたのか、先生はキッパリ言いました。
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「安心するために手を繋ぐのはいいけど、変な顔なんて全然関係ないでしょ。そんなことまで子供の言うことを聞く必要はありません。お子さんのためになりません」。

そう言われて、私は息子を「甘えさせてあげている」つもりでいながら、実は「甘やかしていた」という大変な事実に気付きました。これでは親バカではなくもはや「バカ親」の域(バカ親という言葉は嫌いですが)。息子のために~と言いながら、真に子供のためになるにはどうすべきかを考えず、ただ要求にハイハイ従っていただけでした。

要は「甘え」と「甘やかし」がぐだぐだになってしまっていたんですよね。
「ママ、抱っこ」の声に応じて抱っこしてあげるのはいいかもしれないけど、
「これ、かたづけておいて」なんてことにまで言いなりになるのは完全に「甘やかし」。
分かっていたつもりだったのに、実際に子供と接する中でその両者をちっとも区別できていませんでした。

 

私の変化に息子も次第に…

病院での先生の言葉を受け、改めて「いっぱい甘えさせる。でも甘やかしは基本しない」と決めました。

そしてその日から、「ママー、ママー」と赤ちゃんのように甘えてくるときにはたくさん抱っこしてあげて、でも「あれ、やっといて」と言われたときはできる限り自分でやらせる、と心がけました。
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息子は最初不満そうにしていたけど、何度か「ママがやって」「ダメ。自分でやりなさい」というやり取りを経て、次第に自分のことは自分でやるようになりました。そうしているうちに徐々に「ママ」呼びが減って、呼び方も元の「お母さん」に。結局「ママ」と呼んでいたのは2ヶ月くらいだったと思います。理由は今も謎です。

とにかく今は私のことをママと呼ぶことはなくなり(それは別にどっちでもいいんですけど)、できることは自分でやるようになりましたが、甘えたいときには抱っこを要求したり何だかんだとじゃれついてくるので、まあまあ良いバランスが取れていると思います。たぶん。

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もしあのとき先生から何も指摘されず、自分でも甘やかしていることを気付かずにいたら、きっと息子は親を顎で使うような、どうしようもない暴君になっていたのでは……と恐ろしいです。漫画などによくあるワガママな王子みたいな。うちが王族なら別にいいですけど(いや、よくないけど)、庶民なので……。
今後も息子の「甘えたい」という気持ちは大事にしつつ、ちゃんと自立した人になるよう、庶民らしく育てていきたいです(庶民は関係ない)。

 

 

 

 

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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