娘が生まれた時は、まだ入籍前だったこともあり実家に帰っての里帰り出産だった私も、
二人目の今回は色々と思うことがあり、里帰り無しを選択。
(と言っても、一ヶ月ほど実母に助けに来てもらいました)
一人目育児と二人目育児の違いも勿論ありますが、環境が変わることで産褥期の疲労・ストレス、また夫の意識にもかなり大きな変化がありました。
今回のお話は、そこで感じた、それぞれのメリット・デメリットについてのお話です。
まず、一人目の“里帰り出産”で感じたメリットは…
・育児すべてが二馬力
父を亡くしてから離れに一人暮らしだった母は、初孫なこともありやる気満々。食事の準備や洗濯はもちろん、沐浴も二馬力。まさに上げ膳据え膳とはこのことでした。
また、育児を経験し、赤ちゃんは泣くものと分かっている母にとっては夜泣き対応もお手の物。嫌な顔ひとつしませんでした。私がミルクの準備をしている間あやしてもらうなど、育児のベテランの手助けは、とても頼もしかったです。
・パパも休める
当時まだ学生だった夫にとって、授業成績は進級を左右するものでした。
将来のためにも卒業・就職を叶えて欲しかった私は、夜泣きに睡眠時間を削られることもなく、夫が自由に勉強やアルバイトに励める里帰り出産が、一番だと思っていました。
…が、家賃も出させず自由を与えるという、ある意味ヒモ状態に。
今では甘やかしすぎたと感じています。
・人目を気にせず休める
疲れて帰ってきた夫の前では横になるのも何かと罪悪感を覚えるものですが、実母の前では私も娘。いくらでもグータラできました。
また、母も同じ帝王切開を経験しているため、その痛みに理解があったのも助かりました。
しかし、このグータラ産褥期にもそれなりのデメリットがありました。
それは…
・育児の先輩がやかましい
気の置けない実母だから、尚更だったかもしれません。
とにかく、ほとんどのことに口を出されました。
「これはこうした方がいい」「こんなことしちゃいけない」などなど…
時に今では覆された時代遅れなアドバイスもあり、相手の善意をへし折らずにいかに聞き流すか、軌道修正するか、神経をすり減らすことも多々ありました。
また、実家には祖父母もいるため、母と祖母が私の娘を巡ってバトルすることも。
世話になっている手前こちらは何も言えず、ひたすらすり減ってゆきました。
・父親の自覚が芽生えにくい
夫は週末になると様子を見にやってきてくれましたが、週に一日の夜泣きでも渋い顔。対応はもちろん私がするしかありません。
オムツ替えやミルクは率先してやってくれましたが、ミルクを作るのはもちろん私。
何かと、育児が他人事であるような雰囲気は否めませんでした。
また、一人暮らし状態である夫は、飲みに遊びに外食に、かなーーーり自由に過ごしていたようです。
こうして、一人目の里帰り出産を終えた私は、決意します。
もし二人目が望めるのなら、今度は里帰り無しで産む。
巻き込まなきゃ、こいつはあかんと。
次回は、“里帰り無し出産”で感じたメリット・デメリットのお話です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:たんこ
年齢:31歳
子どもの年齢:4歳と1歳
発達ゆっくりさんな娘と能天気な夫と、新たに加わった暴れん坊な息子と暮らす、元ひきこもりの凶暴な大根です。
instagram:@kei_mio
twitter:@mio_tanko
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。