アパートやビルの入り口などでよくある、自動ドアでないタイプの重いドア。
大人一人で歩いていたときは気にならなかったのですが、これがベビーカーと相性悪すぎる!
日本にいた頃はおしりから突撃して隙間に無理やりねじ込んだり、開けるのに苦労していました。
アメリカにはこのタイプの重いドアが多いのですが、必ずといっていいほど自動開閉ボタンがついているのでありがたいです。
車いすの方や押す力の弱い老人・子どもへ配慮されていてバリアフリーの国だと実感。
また、押しボタンがなくとも「ドアを抑えていて後ろの人を通す習慣」があり、老若男女問わず後ろの人が通るまでサラッと自然に押さえてもらえます。
ベビーカーでなくても、結構遠くにいても、待っていてもらえるのが凄い!
私自身、日本にいたころはすぐ後ろにいるときはともかく遠くにいる人のことまで振り返って確認することはなかったので…
いい習慣だなぁと思っていたら、幼稚園に通い出した息子が突然ドアを抑えてくれるようになりました。
聞けば、幼稚園の玄関を出入りするときに、その日のお当番さんがドアを押さえる
システムとのこと。
まだ息子は当番が回ってきていないそうですが、「ドアを押さえる姿がかっこいい!」と思ったようで自発的にやってくれたのでした。
こうやって幼少期から自然と身につく習慣なんですね。
いい習慣といえばもう一つ。
咳やくしゃみをするときにヒジを使うのも幼稚園で教えてもらってきました。
エルボゥ。
日本でもインフルエンザ流行時に「ヒジで押さえる」が厚生省のポスターになって話題になっていたそうですが、手で押さえると手にウイルスが付着しドアノブ等を触ることで広めてしまうので、肘の内側で押さえると良いらしいです。
欧米は「握手をする」文化のためこんな習慣ができた、と聞いたことがあります。
なるほど!と思っても急なくしゃみを押さえるときに中々とっさにヒジが出ないので、子どものうちからヒジで押さえる習慣を身につけるのはいいですね。
ちょっとしたことですが、小さい頃から身につける気遣いも国によって違うのだなぁと面白く思うのでした。
著者:眉屋まゆこ
年齢:30代
子どもの年齢:3歳
マイペースな息子、ヒロ坊の育児漫画を書いています。現在シアトル滞在中。書籍「すくすくそらまめ-マイペース赤子のあるある成長記(KADOKAWA)」も好評発売中。
Twitter:@m_mayuya
ブログ:「すくすくそらまめ-マイペース男児のシアトル滞在記」
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