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「理想的な正しい母親」にならなければ…!自分にかけた呪いにがんじがらめだったあの頃 by tomekko

こんにちは。

やっと暑い夏が終わったと思ったら季節の変わり目でまた家族が次々と体調を崩し、なんだかずっと通院と看病に明け暮れているような気がする今日この頃です。

前回、20代の懺悔を書いたところ、予想を超える反応をいただき驚きつつもホッとしました。

誰にでも心に余裕の無い時、自分のことで必死な時、周りの人にまで優しさを振りまけない時ってありますよね。

トゲで覆われていたような20代のワタシですが、いろんな立場の人との出会いや経験、働き方やライフステージの変化などによって、10年も経つと当時の面影も無い3児の母となりました。

 

ワタシの場合は、結婚が大きな鍵だったと思います。

夫や義父母の頭の柔らかさ、ポジティブな物事の見方などに影響を受けるうちに、視野が広がり、精神的にも安定して、性格も(体型も)丸くなってきたのでした。

そしてこの家族の中に子どもが欲しいと思えるようになってきました。

自分を少し客観的に見られるようになって気づいたこと。

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ワタシの「嫌い」は単純に「知らない」に置き換えられる、つまりは経験不足でした。

一人っ子だったワタシは幼少期から親の仕事場で大人に囲まれて育ち、自分の子を出産するまでこの手に赤ちゃんを抱いたことなんて片手で数えられるぐらい。

だから、子どもが欲しいと思った時、同時に「こんなワタシに育てられるんだろうか」という恐れが湧き上がりました。

「育てられる自信や覚悟が無いなら産むな」

なんて声も聞こえてきますが、若い頃から子どもが大好きで産む前、いやなんなら作る前からしっかり育てられる自信と覚悟が出来ている人なんて、どれほどいるんだろう…とその全てが無かったワタシは疑問に思います。。。

さて、妊娠したワタシは、そんな不安と恐怖、自信の無さが背景となって、勝手に自分の中で作り上げた「聖母教」の狂信者になっていきました。

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聖母教は、要するに「世間一般がイメージする良き母像」を追い求める呪いを自分自身に対してかけるものでした。

妊娠中からハイエンドな子育て雑誌や本を読み耽り、お腹の赤ちゃんに良いとされるものは全て試す一方、電磁波などの悪いものは(どう考えても完全には避けられないのに)徹底的に排除しようとしていました。

今冷静になって思い出すとなんだったんだろう…となる主なエピソードがこちら。

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まぁ…でも…胎教は、長男の性格と、妊娠中モーツァルトを聞かせなかった次男・三男の性格を違いを見ると…もしかしたら…効き目があったのかもしれません。(※個人の感想です)

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カフェインについては、今となってはお茶の産地の皆さまにひれ伏して謝りたい。
ワタシの出身地、ほぼ水の感覚で緑茶ガブガブ飲む地域なんですよ。

その当時も周囲から心配しすぎだと言われていたのに、緑茶を拒否して持ち込んだルイボスティーや麦茶を頑なに飲んでいましたね。。。

結果をお伝えしますと、おかげさまで長男はとてもよく寝る子でしたが、聖母教から脱却した後の次男、三男の妊娠中にはあまり気にせず1日2〜3杯はコーヒーや緑茶も飲んでいて…

 

えーと、結局3人ともよく寝ました。

 

ね、だから…その、ごめんなさいって。

この聖母教はもちろん産後は更に酷くなり、長男の産後をよく知っている人たちと当時の話になると

 

「無菌状態で育ててたよね」

「消毒せずには長男に触らせてももらえないような気迫を感じた」

などと言われます。

 

はい、概ね間違いありません。
自分の指先すら、消毒液でガビガビでした。

子連れに厳しい目を向けていた時代も、その反動で聖母教に入信してしまった時代も、今となってはおかしかったと思いますが、そんな過去の自分をただ滑稽だと笑うことはできません。

その根底には自分自身の親子関係の問題があり、反面教師が強く育っていました。

その上ほとんど未知の生物を、いつ、どんな小さなミスでその生命を落とすかもわからない小さなガラス細工のような赤ん坊を育てる全責任を一人で負い、寝ても覚めても緊張していたあの頃。

そんな不安を
「自分はちゃんとできている。理想的な正しい母親になれている」
と確認し肯定するために自分で自分を更に追い込んでいたんですね。

次回、あの頃出会った
「ワタシは絶対にこうはならないぞ」
と無意識にマウントしていた母子像と、今の実像についてお話ししたいと思います。

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著者:tomekko
年齢:37歳
子どもの年齢:長男7歳、次男3歳、三男1歳

6歳おっとり長男、2歳もっちり次男、たぶんあっさりな生後4カ月の三男という、男子三兄弟に日々育てられています。いつも眠い夫にちょっとイラつきつつ、ドタバタな毎日のようすを描いた育児絵日記をインスタグラムに投稿するのが楽しみ。

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