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先生、かなりミチミチです!

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臨月のエコー検査で、頭の直径が9センチに達していたわが子。お世話になった産院は会陰切開をしない方針でしたが、裂ける方が怖かったので「裂けそうなときは切開してください」とバースプランに記入しました。

 

迎えた出産当日。その日はちょうど健診日で、早朝から不規則な腹痛がある旨を伝えると、このまま産んでしまおうという事に。規則的な陣痛になるように促進剤を投与してもらい、2~3時間ほどで本陣痛が来ました。

 

「いい波が来てるので分娩台に乗りましょう。すぐに産まれますよ」と助産師さん。もともと体力には自信があり、痛みにも強い方だったため、『出産ってこんな感じか!わりと大丈夫じゃん!』と思っていました。

しかし…!!

分娩台で深い呼吸をしばらく繰り返していると、「髪の毛見えてきたよー!もう出てくる!二回息吐いたら息止めていきんでね!!」と言われました。

『いよいよか…!最後の一踏ん張りがんばろう!!』と全身全霊の力を込めます。

「フー、フー、息止めてー!!!フー、フー、息止めてー!!フー、フー、息止めて!!頑張っていきんでー!!!」繰り返すこと10回ほど。

『あれ…?助産師さんよ、話が違うじゃないか。すぐ産まれないじゃないか。いきむのって最後の最後じゃないの!?』

ここで先生が来て「もうすぐ出てくるよ~。あと15回いきもうね~。」普段からとっても穏やかな先生。こんなときでものほほんと励ましてくれました。

『え!?15回も!?』

そしてさらに繰り返すこと15回。立ち会っていた夫に言わせれば鬼の形相。頭に血が上ってフラフラになる中、私は気づいてしまったのです。

『さっきから子宮口に挟まり続けてる!!これいきんでも無理やろ!!痛ぁいぃぃい!!!』

その時、厳しく励まし続けてくれていた助産師さんが急に静かに。

 

『!?』

 

そしてフッと鼻で笑い、「先生、かなりミチミチです。かなり厳しいです」と。すると先生「そうかなぁー?そうだね。切るねー。」と相変わらずののほほん節。『助産師さんありがとう…!もう限界でした…!』

サクッと切られると、それまでのいきみが嘘のようにしゅるりと産まれてきてくれました。

かなり圧がかかっていたのか、産まれた息子の頭はびっくりするほど細長く尖った状態に。出産の感動に包まれるなか、立ち会った夫と両親も『頭長すぎじゃないか…?吸引してないよね…?』と一抹の不安を覚えていたそうです。笑

 

母子ともに頑張った出産。いきみすぎて酸欠になったのか、産後すぐに高熱が出て、数時間後には個室のトイレで失神してしまった母でした。先生、もっと早く切ってくれて良かったよ。笑

 

陣痛でそれどころではないので、切開自体は痛みもなく、縫合も少しチクチクする程度。術後の治りも早く、一ヶ月もすれば違和感はなくなりました。「このままだとビリビリに破れそうだったので」と助産師さんに言われたときはゾッとしました。切ってもらって良かったー!!

著者:なお

2019年1月に第一子を出産。

陣痛に気づかず自分の運転で出産に向かった程度には、パワフルなちびアラサーです。

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