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チョコレート嚢腫で子どもは難しいと言われた私が妊娠できたワケ

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私は左右の卵巣に子宮内膜症の1つである「チョコレート嚢腫」を患っています。  

 

判明したのが21歳の時。

元々生理が重めでしたが、ある月の生理1日目。

明け方に激しい腹痛により目覚めました。

いつもとは違う痛み…。

ベッドの上でうめき声をあげてのたうち回るほど痛かったのを覚えています。

 

這うようにして薬を飲み、痛さで涙し、最終的に泣き疲れて眠りに落ちました。

でも起きた後は通常通りなんです。

 

でも、なんと翌月も生理1日目の明け方に同じような症状が襲ってきたのです。

 

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「これはさすがにおかしい」と思い、不安を感じながらクリニックへ。

検査をした結果、チョコレート嚢腫だと告げられました。

ここでは手術は出来ないとのことで、紹介状を書いてもらい腕利きの先生のいる大学病院へ。

 

そこでもやはり同様の結果。

なんと、右の卵巣が4〜5cm、左は7cm強と大きく腫れ上がり、あと少し遅ければ破裂していたとのこと!

「破裂」ということばへの恐怖と、「間に合って良かった」という安心が入り混じる中、先生が次に告げた言葉は「もしかしたら妊娠が出来ないかもしれない」という衝撃的なものでした。

 

母が付き添ってくれていましたが、母が少し取り乱してしまったせいか当の私は妙に冷静でした。

「先生にこれ以上詰め寄ったところで何も変わらない。結果は出ている、どうにもならないこともある」と。

悲しそうな母を見ているのがいたたまれなく、「私が一番辛いのに…」と母に怒りまでわく始末でした。

 

以降はピルによる治療をするも、塞ぎ込み、母にはつらく当たる日々…。

怒り、外出先で子ども連れの幸せそうな家族や妊娠中の幸せそうな方を見るだけで、場所など御構いなしに涙が出ました。

とても羨ましく、とても眩しく、見るのがとても辛かったのです。

 

付き合っていた方にも泣きながら病状を告げ、子どもが欲しいなら別れてもらった方がいいとまで言いました。

彼がそれでもいいと そのままお付き合いを続け、結婚へ。

 

ピルによる経過は良好で左右共に2〜3cmまで縮小していたこともあり、ピルはお休みに。

チョコレート嚢腫が無ければ妊娠が難しいわけではないことから、ピルを休むことをきっかけに緩い妊活をスタートさせました。

 

病気との付き合いが長かったこともあってか自然と「出来なくても彼とペットと幸せに暮らせれば良し♪」と思えるようになっていました。

基礎体温だけは付けて普段通り過ごしていたところ、食後に気持ち悪くなる日が1ヶ月近く続き、そのうち吐き気で仕事もままならない状態になりました。

 

もともと生理不順ではあったものの、予定日よりも1週間遅れていたので「念のため…」と思い、検査薬を使ったところ陽性!

 

翌日に急いで近くのクリニックで調べてもらい、妊娠が確定したのです!

母にはクリニックを出た後すぐに電話をして報告しました。

 

 

よく「必死の思いでいろいろ試してダメだったけれど、諦めた途端に出来た」という話を聞きますが、「まさか私が妊娠できるとは」思っても見ませんでした。

半ば諦めていたのが逆にストレスにならずに良い結果に繋がったのかなと思っています。

 

もちろん、しっかり治療をして子どもが出来る方もいらっしゃるので一概にこれが良いと言うわけではありません。

「私みたいな例もある。チョコレート嚢腫で破裂寸前だった人間でも妊娠することができる」

という同じ立場の方のほんの少しの希望になればと思います。

 

著者:秋桜

20代前半で破裂寸前のチョコレート嚢腫(左右共に)があることが判明。

以後、ピル服用により縮小。結婚を機にピルは休薬し妊娠しました。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。