妊娠・出産・育児の情報サイト


自然分娩にこだわりすぎた私

f:id:akasuguedi:20160601094618p:plain

私は妊娠する前から「出産は絶対に自然分娩!赤ちゃんも苦しみながら産道を通って出てこないと肺が弱い子になる!パパにも立ち会わせて、自分も赤ちゃんもパパもみんなで苦しみを分かち合いながら産むんだ!その先に感動と幸せが待ってるんだ!」と強い想いがありました。

 

妊娠直後インフルエンザにかかったり、検査でトキソプラズマの偽陽性が出て、出産間際まで薬を飲み続けたり、不安な事もありましたが、赤ちゃんはしっかりしがみついてくれていて、さらに予想を上回る勢いで大きく育ってくれました。

 

毎回の健診でお医者さんから「赤ちゃん大きいな、大きいな」と言われ、「このままいくと予定日には4000gを超えてしまい自然分娩が難しくなるかもしれない、計画分娩も視野に入れましょう」と言われました。私は絶対に自然分娩がよかったので、計画分娩に大賛成でした。そして話し合いの結果、計画分娩になりました。

 

促進剤投与の前日に入院し、ラミナリアを入れ子宮口を開く処置をしました。それがもー痛くて痛くて。その日の夜はほぼ眠れずに朝を迎えました。朝になり促進剤投与開始です。午前中、そして午後と投与直後から陣痛のような痛みが波のように襲ってきましたが、周りから聞いていた程の痛みではなく、我慢できちゃうくらいでした。出された食事も全量摂取!笑

お医者さんや看護師さん達も、「波形を見る限り相当な痛みがきてると思うけど、よく普通に食べてるね」と驚かれていました。

結局その日は二本の促進剤投与では子宮口も開かず、1日目が終了しました。

 

親戚や友達はてっきりその日に産まれると思っていたようで(私も)、なんとなくガッカリしました。

 

気を取り直して2日目も朝から投与開始。1日目よりキツい痛みもありましたが、またもや食事を全量摂取できてしまうレベル。結果2日目も産まれてきませんでした。そうなると困ったことに、今か今かと誕生を待ちわびている周りからの無言の圧や、今日もダメだったと言う無力さに、私のメンタルがやられてしまいました。悲しいことなんかないのにポロポロ泣きながら、夫に一回帰りたいと弱音を吐きました。

 

基本的に弱くない私の弱音に夫も驚き、お医者さんとも話し合い、次の日が土曜日だったこともあり土日に一時帰宅しました。

夫は私が落ち込まないように大好きな焼き肉に連れて行ってくれたりして、とてもいい気晴らしになりました。

 

そして日曜日の夕方に病院に戻り、また月曜日に朝から促進剤投与が始まりました。が、結果は同じでした。そして月曜日の夜に促進剤が終わった後、お医者さんにあと一日促進剤投与してみて、それでもダメなら帝王切開、もしくは一度退院して普通に陣痛がくるのを待つか、と選択肢を出されました。

私はなんとしてでも自然分娩がよかったので悩みましたが、とりあえずあと一日頑張る!と決め、決断は火曜日にすることにしました。

その日の夜中、無理矢理促進剤で陣痛を起こし赤ちゃんも苦しんでいるのに出してあげれないことや、待っていてくれてる周りにも申し訳なくて病室で号泣しました。

 

そして迎えた火曜日、この日も朝から投与開始です。そして、あっという間に夕方になり、子宮口は変わらず2センチのままでした。

 

お医者さんがきて「どうしますか」と聞かれた時、自然分娩で頭がいっぱいの私は何も言えなかったのですが、夫が私に向かって口を開きました。

「俺の気持ちを言うね。このまま帰って陣痛がくるまで待ったら、もっと赤ちゃんは成長して自然分娩は難しくなる、自然分娩がいいと強く願ってた気持ちもわかるし、俺も立ち会いしたかったけど、もう2人ともよく頑張ったよ。十分すぎる程。俺は促進剤と言えども2人の体にこれ以上薬を投与するのは嫌だ。俺はどんな形のお産でも2人が無事であればいい。帝王切開だって立派なお産だよ、命がけで産むことには変わりないよ?それでもお前の意思が変わらないなら帰ろう!一緒に待とう!」

と。

夫の話を聞いて、強く自然分娩にこだわっていたいたのが馬鹿馬鹿しく思えてきました。何が目的かって、自然分娩をすることではなく、無事に元気な赤ちゃんをこの世に誕生させることだったのに…。私はなんて馬鹿なんだと反省し、

「帝王切開にします!十分頑張って4日間も陣痛に耐えた赤ちゃんをどうか無事に出してあげて下さい、お願いします!」

と言いました。

 

そしてそれから30分後、緊急帝王切開が開始し、あの決断から1時間後には元気な赤ちゃんが誕生しました!

産まれてすぐ産声をあげた赤ちゃんはとっても可愛くて、私は後悔や悔しさなんて1ミリもないくらい、感動と幸せで溢れていました。

お腹を開いてみるとまだまだ上の方にいたようで、お医者さんも

「これはまだまだだったねー。ママのお腹はそんなに居心地がよかったのかなー?」

と笑っていました。そして予想通り4000g近い大きな赤ちゃんでした笑

産んでからわかったことは頭も大きく、ほぼ骨盤を通るのは難しかったということでした。

 

自然分娩にこだわっていた私に大切な事は何か教えてくれるために、どう転んでも帝王切開だったのかなって今では思います!

著者:meimom

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。