こんにちは、ユーラシアです。
とうとう今年もクリスマスがやってきますね!
光陰矢の如しという言葉通り、毎年ビュンビュンとクリスマスがやってきて驚くばかりです。
そしてクリスマスにビュンビュンやってくるといえば例の赤いおじさん、サンタクロース。息子は去年(3歳)からサンタクロースの存在を意識するようになりました。
息子もサンタさんを知ったのかあ、と感慨深く思い、ある仕掛けをすることに。
それは家の中にサンタさんからの手紙を仕込むこと。
窓際にクリスマス用の大きな靴下をかけ、毎朝そこに息子宛の手紙を入れておきました。
当時はまだ字が読めなかったので私が代わりに読んだのですが(完全な自作自演)、息子は「サンタさんからのてがみ!?」と大喜びしていました。
手紙の内容はオーソドックスにプレゼントどうする?的なことも書きましたが、メインはそこではありません。
サンタさんとは何者で、なぜクリスマスの前の夜にプレゼントを届けるのか、というクリスマスとサンタクロースにまつわる話を書き綴りました(正直私もよく知らなかったのでほとんど本の受け売りでしたが……)。なぜなら息子に「サンタさん=単なるおもちゃ配達マン」だと思ってほしくなかったからなんですよね。
サンタクロースの由来は貧しい人にお金を配ったニコライさんと言われていますし、クリスマスはプレゼントを「もらえる日」ではなく「与える日」でもあってほしい。うちはお金持ちじゃないけど、部屋にツリーを飾り付けるとか、指折り数えながらアドベントカレンダーを開けるとか、家庭でそういうことができる幸せやありがたさを感じられるような豊かな精神を持つ人になってくれたら何よりです。
ちなみにシュトーレンも作ろうと思ったんですけど、作り方を調べたらかなり面倒だったのでやめました(豊かな精神とは……?)。
しかし、我ながらなんて心温まるアイディアだろう……とうっとりしたのも束の間、私はある感情に襲われました。
それは息子への罪悪感です。
というのも、「空飛ぶソリでプレゼントを配るサンタクロース」は架空の人物なわけで、子供は遅かれ早かれサンタの存在が「親の嘘」だったことに気付きますよね。
ファンタジーとして存在をほのめかすだけならともかく、ここまで積極的にリアリティを出してしまっていいのかどうか……。
だってサンタさんの存在をよりリアルに煽っておいて、最終的に「いや、あれは嘘だよ(笑)」ってなるのは子供からしたら結構ショックかもしれないし……。
それに4歳って意外と現実的&鋭いところがあるので、手紙を仕込んだところで「これおかあさんが書いたでしょ?」と見破ってくる可能性もありそう。そうなったらめっちゃ恥ずかしいですよね。
「おかあさん、なに一人でもりあがってるの?」という目で見られそうです。恥ずか死。
そういうわけで今年は控えめにしておこうかなと考え中です。それか空飛ぶサンタクロースは置いといて、その元となったニコラスさんについて教えるのもいいかもしれません。それでどこかに寄付をするとかゴミ拾いをするとかして、もらうばかりでなく与えることの大切さを学ぶ日にしてみようかな? そんなクリスマスを経験して、息子にはぜひ優しい人に育ってほしいものです。
そして私もいつか、家族のためにシュトーレンを手作りできる大人になれますように……!(30代)
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:4歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。