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見通しの甘さが失敗に!「お年玉で何かひとつ」次男が選んだのはまさかの… by イシゲスズコ

こんにちは、イシゲスズコです。
新しい年の初めの今回は、お年玉をめぐる私の失敗のことを。 

 

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我が家のお年玉事情

子どもがいただくお年玉、どんな風に管理するかはおうちによって様々だと思います。我が家は小さいうちは「いただいたお年玉の中から何かひとつ欲しいものを買って、あとは貯金」という方式。ここ数年、お兄ちゃんたちが中学に入るくらいからは年齢に応じてだんだん「自分で管理」に移行しつつあります。

お年玉をもらったら何を買おうか、と毎年楽しみにしていた子どもたち。
お正月休みの終わりにはいつもそれぞれの欲しいものをおおかた決めて、ショッピングモールやおもちゃ屋さんに出かけていました。

 

甘かった、私の見通し…!

まだ長男と次男が幼稚園に通っていた頃のことです。その年も例年通りにいただいたお年玉を持って大きなおもちゃ屋さんに向かいました。

これ、と決めていた長男とは対照的に、まだ何を買うか決めかねていた次男。お店の中をしばらくウロウロして悩みに悩んで…最終的に彼が「これ!」と指さしたものは彼のお年玉の総額をはるかに超える高額のゲーム機でした。

キラキラした目で次男が言います。「おかあちゃん、ほしいのなにかひとつっていったよね!」

そうなのです。
私はお店に入る前に子どもたちに確かに「何か欲しいものを1つ」と念押しで言いました。金額も、どんなものかも、なんの条件もなしに…

「これが買える」と思ってニコニコしている次男を前に、きちんとした前置きもなく選ばせた自分の見通しの甘さを痛感しました。
「だいたいこの辺から選ぶだろう」とたかをくくっていたんですよね。園児の彼が選ぶのはそんなものだろう、このぐらいの金額のものに落ち着くだろう、と勝手に思い込んでたんだなぁと。

「なんでも好きなものをひとつ」と言われたらから彼はそうしただけ。

自分の失敗を悔やみながら、次男にその場で「お金は全部でいくらあって、貯金にこのくらい回したほうがいいからいくらまでのものにしよう」と提案し、「お母ちゃんの言い方が悪かったよね、ごめんね」と謝りました。


自分に非がある、そんな時は…

うっかり屋の私と、言葉をそのまま受け取ってしまう次男の間には、こんなトラブルはいまもよくあります。
他の子たち相手にも「こう言ったよね?」と詰められて答えに窮する場面もちらほら。

そんな子どもたちの反応に、重箱の隅をつつかれるような気持ちになってしまったり、時にイラっとしてしまうことがないわけではありません。

でもそんな時も必ず、自分の非を認めて子どもたちに謝るよう気をつけています。
子どもたちを惑わせたり傷つけたりしたのは事実だから。
そしてもう一つは子どもたちにも同じように、間違いを認めてやり直しのチャンスをもらえるように育って欲しいから。

今は「お年玉から何かひとつ」はもう末っ子三男だけに残った風習になっていますが、お年玉の季節がやってくると毎年この失敗談を思い出しては「言葉の使い方に気をつけねば」と自分をいましめています。

 

 

 

 

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著者:イシゲスズコ
年齢:41歳
子ども:中学生から小学生の4人

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

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