陣痛や分娩よりも1000倍憂鬱でおなじみ私の悪阻。
あと、「悪阻はストレスが多いと重くなる(らしい)」という話を聞いて
私の悪阻が重くなったのは、当時どんなに言っても家事や育児にイマイチ協力的ではなくむしろ余計な仕事を増やしてくれてストレスをかけてくる夫のせいもあったのでは!?
…と、半ば恨みのような思いもうっすらと抱えていました。
そして月日が経ち。
子供たちもある程度大きくなり、なんやかんやあって、
我が家は夫をはじめ家族全員が動いて家事や育児が回るようになりました。
その時ふと。今はストレス少ないな…と思い。
未だ不安な思いは払拭出来ないながらも
「つわりはその子によって違うって言うし、もしかしたら次は大丈夫だったりする…かも?」という考えもできるようになってきました。
積極的に3人めというわけではないけど
絶対ダメ、というのは和らぎました。
それと…かつての、家族や状況に不満がある状態での赤ちゃん育児は余裕が無く、
家事や育児や仕事についての不安も大きかったのですが
現在は以前と違い、家族の協力が前提としてある。
物理的にも精神的にも拠り所があり安心できる今の状態で
もし、改めて赤ちゃんとじっくり相対できたらどんな感じだろう…
という憧れみたいなものを捨てきれずにいる自分も居ました。
結果。三女を授かり。
やっぱり重症!!!
悪阻が重いことが1番のストレス…!
早くからまた悪阻が重そうで、これからさらに重くなりそうな私の様子に
身近な人から
「母体優先で今回は諦めたほうがいいのでは…」
「ナコに何かあったら子供たちはどうなるの?」
「もし自分だったらあんなの耐えられない…頑張れなくても誰も責めないよ」
と、心配され。
私も。
私もそう思う。
薄れていた前回の悪阻の記憶を思い出し、恐怖に震えて泣きました。
もう一度あんなのに耐えるなんて正気の沙汰ではない!
今すぐ悪阻をやめたい!と。
でも…
それに、次女妊娠時より元の体重が(だいぶ)増えたので…
また10キロ以上減ったとしても死にはしないだろう…というのもあり
(もう30キロ代にはきっとならない)
そして無事三女が生まれ…
夫もかなりの割合を担って家族で家事育児しています。
長女の時には特に、そして次女の時も
ゆったりとした気持ちで赤ちゃんに相対出来なかった事に対する後悔や自責の念、
分担に非協力的だったかつての夫への怨嗟の念みたいなものが
ほどけていくのがわかりました。
はじめは、こんな風に
長女次女に出来なかった事を三女で晴らすみたいなのは、私だけ気が済むみたいで2人に申し訳ないと思っていたのですが
三女を心底可愛がる2人を見て、三女は姉たちにも嬉しい気持ちを与えてくれているのだと思ったら、本当に三女が生まれてきてくれて良かったなあと思いました。
もちろん、三女だけでなく長女次女とも
一緒に過ごす時間を大切にしたいと改めて強く思いました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ナコ
年齢:30代
子どもの年齢:長女10歳、次女7歳、三女1歳
仙台在住イラストレーター。
広告、雑誌、児童書、雑貨のイラスト、キャラクターデザイン、テキスタイルデザインなど。
書籍「ナコさんちの頑張らない家事(KADOKAWA)」
インスタグラム:@naco.nfsn66
ツイッター:@nfsn66
ブログ:ナコとムスメらあとダンナ
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