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酔っ払い、名前絶叫

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子供がほしいねと話していた頃から、赤ちゃんの名前を決めていました。

大きくなっていくお腹にも「Nちゃん〜」と話しかけていました。

 

正産期に入ってすぐ、深夜に破水し、即入院しました。私は里帰中だったため、夫は始発で駆けつけたのですが、ものすごくお酒臭い。

私が連絡した時、取引先と飲んでいたようです。

 

「正産期入ったのわかってたのになんで飲みに行ったんだよ!!」

と、イライラ。

 思えば、いつ来るかわからない出産の連絡に備えて、ずっと自宅待機していろというほうが無理なのですが、その時の私は怒り心頭でした。

 

夫は陣痛で苦しむ私を優しく介抱しようとしてくれたのですが、

 「臭い!」

「さする場所そこじゃない!!」

 私が鬼の形相になっていたので夫もおびえていました。

 

そうしているうちに、あれよあれよと陣痛の間隔が狭まり、陣痛室へ。

怒りのパワーのおかげか、30分で産まれました。

 

娘が産まれた瞬間、夫が「Nちゃんー!!!」と絶叫しました。産科医の先生や助産師さんが、一瞬キョトンとしていました。

あなたの奥さんの名前、違いますよね? という感じで。

「赤ちゃんの名前、決まっていたんだねえ」

と微笑ましげに言われました。分娩室にいたみんなが笑っていて、私も出産後の呆然とした感じのなかで、幸せな気分になっていました。

泣きながら娘の名前を絶叫した夫を見ていたら、

「この人いい父親になりそうだなあ」

と思えてきて、酒臭いのも許せました。夫が娘にめろめろなのは言うまでもありません。

著者:はつか

2019年2月に女児を出産。

グラフィックデザイナーの夫との三人暮らし。

 

わからないことだらけの育児に震えながら、日々奮闘中。

お酒は飲めないけれど、今年も梅酒づくりが楽しみです。

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