娘ぴまるはお腹の中にいる時、しょっぱなから最後までぶっ通しで逆子だった!
逆子が治らない場合は、普通分娩ではなく帝王切開になる流れだったが、私は最初から特に帝王切開に抵抗はなかった。
なぜなら…
逆子からの帝王切開の出産を一足先に経験していた義姉に、メリットも聞いていたからだ!
なので私は、
「できれば普通分娩がいいけど、まぁ帝王切開になったらそれはそれでいっか~。」と、気楽~に考えていた。
しかし!
私の出産が帝王切開になるかもしれないということを知った私の母は…
すごーく帝王切開に反対な感じだった。
確かに普通分娩は「普通」っていう言葉が入ってるけど、普通分娩以外の出産が「普通」じゃないだなんて思ったこともなかった私は、「普通に産めるように頑張りなさい」という言葉にモヤモヤした。
母が出産した時は、赤ちゃんをグルンと回し、逆子を治して帝王切開を回避するのが主流だったのかもしれないし、帝王切開はダメ!という固定概念を母が持ってることは仕方がないんだけど…。
でも現代は現代のやり方で、赤ちゃんに一番リスクがない方法で産むのが一番でしょ!とモヤモヤした。
それ以降も母は、
「逆子は治った?」
「家事を頑張りすぎて体への負担が大きいから治らないんじゃないの?」(そんな根拠はないし家事頑張ってない!笑)
「逆子体操しなさい!」
「グルンと回してくれる病院探したら?」
と頻繁に言っていて、どうしても帝王切開を避けてほしいようだった。
(私の体を気遣ってくれてるのはありがたいんだけどね!)
で、結局最後まで逆子は治らず帝王切開の流れになり、日にちも決めたのだが…
なんと帝王切開予定日の数日前に破水してしまって、緊急で前倒しの帝王切開をすることになってしまった。
破水して病院に来たことを電話で告げた時に母に言われた言葉にも、またモヤモヤしてしまった。なんだか母が母自身に言い聞かせている様だった。
「帝王切開であろうと出産は出産」
当たり前じゃい!私は帝王切開が出産じゃないなんて思ったことないわ!
でもそんな不安や恐怖を乗り越えれられたのは、この後何より大切な我が子にやっと会えるのだという期待と喜びのお陰だ。
母になる力はすごい。子どもの力はすごい。お腹を切られている最中も、我が子を初めて見た時も、そう思った。
普通分娩だって帝王切開だって、我が子のために痛みや不安や恐怖…たくさんのことを乗り越えるのは一緒だ。
出産から四年以上経った今でも、手術跡を見た旦那は「うわぁ~!大きい傷!めっちゃ痛々しい!まだ痛いの?」と心配してくるんだけど…(もう全然痛くない)
確かに切ってしばらくは「傷口でかすぎ!」と思っていたし、猛烈に痛かった。
でも今は、大きく成長した娘と傷口を比べると、
「傷口小さっ!こんな小さい所からよく出てきたね!」
傷が小さく思えるし、愛おしく思える。
そして…
今となっては傷口を見せながら娘に出産の話ができるのが嬉しい。
あんなに痛かった帝王切開の跡は、今では娘を産んだ勲章であり、喜びであり、私の大好きなお気に入りの傷なのだ!
帝王切開だって立派な立派な出産なのだ!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ぴまるママ
子どもの年齢:4歳
関西在住。すんごいキュートな娘ぴまる と すんごい天然な旦那ヒゲくん と3人暮らし。インスタグラム(@pimaru_mama)などで育児漫画など描いてます。娘が寝た後におやつを食べながら描いてます。
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