妊娠・出産・育児の情報サイト


片手にベビーカー、片手に娘、息子はスタコラ…駅の階段で出会った二人の女神! by 石塚ワカメ

こんにちは。石塚ワカメです。
フリーダムすぎる小2男児と3歳女児、激務で影の薄い旦那と余裕なく暮らしています。

前回、子どもとのお出かけ時の移動手段を書きました。

 

 

下の子が生まれてからは、ベビーカーは我が家にはいろいろ不便であまり使っていなかったのですが、行き先の関係でやむをえず久しぶりに小2息子と3歳娘と私の3人でベビーカーと電車でお出かけしたときのことを書きたいと思います!

 

f:id:xybaby_ope_02:20200304153227j:plain
我が家は自宅から最寄り駅まで徒歩圏内なのですが、子ども2人連れて駅まで行くのがとにかく大変!

ちょっとした段差は必ず登るし、植え込みでいちいちかくれんぼするし、駅前の商店街で一軒一軒足止め喰らいまくるし、やれ転んだ抱っこだと時間と体力がゴリゴリ削られます。どちらか1人でも大変なのに、ハイパーハッスルボーイの小2息子+兄のマネをしたがる3歳児の娘で2人いるとわっちゃわちゃ! 大人だけなら早足で10分ほどの距離が、子連れだと30分は優にかかるんです。

しかもバスで行こうにもバス停までちょっと距離がある微妙な距離感。

この日の行き先も駅から少し歩く距離ということもあり、わちゃわちゃ隊を1人でも減らしておいたほうがよかろう…ということで、久しぶりにベビーカーを使うことにしたのです。

ベビーカーって好奇心旺盛な子どもの寄り道を大幅に減らせて便利だけど、いざ電車に乗って移動ってなると不便ですよねぇ…。エレベーターがホームの端っこにあったり、回り道しないといけないところにあったり。せっかちな私にはなかなかめんどくさい。しかも駅によっては、ホームと改札間のエレベーター自体がないところも!(この令和の時代に、利用者が多い都心部の大きい駅なのにエレベーターがないってびっくりですが)

この日も、自宅最寄り駅までは娘はベビーカー、車内では娘が座席に座りたGirlになるため畳んで乗車し、行き先の駅に着いたのですが…

f:id:xybaby_ope_02:20200304153438j:plain
娘はすでにベビーカーから降りているし、ベビーカーも畳んでいる。急いでいたこともあり、片手でベビーカーを抱え、もう片方の手で娘の手を繋いで階段を昇ることにしました。

勝手にスタコラ走って行ってしまう息子を諌めながら混雑した階段を昇っていると、後ろから中高年の女性が「ベビーカー持ちましょうか?」と声をかけてくれました。
うおぉ…!めっちゃ嬉しい!!
女性のご厚意に甘え、ベビーカーを運んでくれるようお願いしました。

娘がよたよたと1段ずつ階段を昇って時間がかかったにもかかわらず(自分で階段昇りたGirl)、女性はにこにことほほえみながら待っていて、ベビーカーを手渡してくれました。
「なんだよ!女神かよ!!!東京砂漠に奇跡の女神がいたよ!!!!」
と涙ぐみながら丁重にお礼を言いました。

そしてその帰り道─。
座席に座りたGirlな娘を片手に最寄り駅のホームに着いたのはいいけれど、例によってエレベーターもエスカレーターも遠い場所に降りてしまった私。
またもや片手に自分で階段昇りたGirlな娘、片手に畳んだベビーカーで階段を昇っていたら…
「よければベビーカーお持ちしましょうか?」と、今度は若い女性が声をかけてくれるではありませんか!
「ここにも女神がいた!1日に2人も女神に会えた!!!これはもう奇跡ではないのかも!!!!」
女性にベビーカーを託し、受け取るときに「あなたに幸せが訪れますように」と余計なひとことを言いたい気持ちを必死に我慢して、心からお礼を伝えました。

f:id:xybaby_ope_02:20200304153529j:plain
娘が生まれてからはベビーカーで電車移動することはほとんどなかったのですが、息子が赤ちゃんの頃は頻繁にベビーカーで電車移動していました。でもその頃は、こんなに子連れ外出時に助けてくれる人はいなかったように思います。

息子と娘は5歳違い。
たった数年のうちに、優しい人がこんなにも増えた。
前から優しい人はいたけど、もっと増えた。
なんて素晴らしいことだろう。

子連れだけではなく、お年寄り、子ども、身体の不自由な人、体調の悪い人、日本語がわからない人、道に迷っている人、セルフレジの使い方に戸惑っている人、鼻が出てるけどなかなかティッシュが見つからない人など、困っている人が目に入ったら、自分のできる範囲でちょっと助ける。

誰かに優しくしてもらった人は、また困っている人に優しくできる。
そんな優しさの連鎖がどんどん育ったら、子どもたちの未来はもっと明るいな、と思った1日でした!

 

 

 

f:id:akasuguedi:20181204111005j:plain
著者:石塚ワカメ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:7歳男児、3歳女児

余裕のないアラフォーがフリーダムすぎる子どもたちの成長を絵日記ブログなどで綴っています。著書は「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」など。

Twitter:@WakameEnk
Instagram:wakameenk

 

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。