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自分のイライラを家族にぶつけない!感動すらした夫の感情コントロール法 by tomekko

こんにちは、tomekkoです。

男子3人の希望により子連れで休日過ごす場所が公園で野球一択になってきている今日この頃、暖かくなってきたのは良いけれど、ただただ花粉が辛いワタシです。。。

 

さて、今回は子どものことをちょっと横に置いて、夫の話をしたいと思います。

夫とは元会社の同期だったこともあり恋人というよりは断然親友で、そのまま家族になった感じなので、今も家族というチームを一緒に運営しているメンバーというイメージです。

結婚11年目の我が家ですが、そんなわけで新婚当時と夫婦の距離感とか会話の質など、あまり変わりません。
でもこの「変わらなさ」はわりと大事だと思っていて、それを保つ秘訣は夫から学んだところが大きいので、今回はちょっとそれを紹介させてください。

 

夫は穏やかで平和主義。

人当たりも良く嫌われないタイプだけど、だからといってなんでも同調するイエスマンではありません。
違うと思うことははっきり意思表示するけれど、それによって自分も相手も、感情が負の方向に引っ張られないようにしっかり舵を取っている印象があります。
平和主義を全うするため、最近よく耳にする『アンガーマネジメント』ってやつが昔からとてつもなく上手いんです。

それを具体的に実感する出来事が1年ほど前にありました。

ニイチャンズのWイボ治療のために皮膚科に毎週通わなければいけない時期があったんですが、平日は習い事や、3人連れての通院が難しいことから土曜日に夫に2人を連れて行ってもらっていました。

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しかし午前しかやっていない土曜日の皮膚科は毎週大混雑!

オペレーションも効率的でなく、ほんの数分の治療のために1時間以上待つこともザラで、人混みと無駄な待ち時間が大嫌いな夫にとっては地獄のような時間でした。

この時期ワタシは授乳や仕事がありやむを得ずお願いしていたのですが、夫に結構なストレスをかけてしまっていることは自覚していました。

 

ある日の週末、やはり皮膚科への通院をお願いすると、いつもに増して待ち時間が長く帰宅した時にはさすがの温厚な顔にも疲労とイライラがくっきり。

にも関わらず気になったことがつい口に出てしまうワタシは、帰りの薬局でついでに買ってきてと頼んでおいたものが入っていないことに気づき…

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いやそもそも空気読めよって話なんですが、ここでワタシはちょっと感動すらしてしまいました。
限界までイライラが募った時だからこそかもしれませんが、夫のアンガーマネジメントをはっきり目の当たりにしたのは初めてだったんです。

あ、10年も一緒にいて初めて?って思いました?

普段は彼が自分の中で感情をコントロールしているから説と、ワタシが鈍い説、たぶん両方です。

それはそうと、こんな時ワタシなら文句を言われたらそこに便乗して相手に八つ当たりしてしまうと思います。

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一番身近で安心できる存在である家族には、つい自分の感情をそのままぶつけても許されるだろう、という甘えがどこかにあったりしませんか?

ワタシには正直ありました。
自分の実家がそうだったので、それが当たり前と思っていた節もあります。
でも夫はそれをしませんでした。
その代わりに今の自分の内面をはっきりと口に出して伝え、気持ちが切り替えられるまで家族から距離を取りました。

これって、夫婦間だけでなく子どもに対しても、仕事でも活用できる良い方法だなと思います。

よく『子育てにもアンガーマネジメントを取り入れよう!』といった趣旨の記事を見かけて読んでみると
「怒鳴ってしまいそうになったら6秒数えてみて!きっと落ち着くはず」
などと書かれていますが

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ってのがリアルな母たちの声じゃないですか…ね…?

怒鳴ったり八つ当たりしたりする代わりに
「今お母さんはとてもイライラして危険なのでみんな離れてーーーー!!」
って注意喚起する方が無理やり6秒数えたり深呼吸したりするよりは素直にできそうな気がします…(笑)

 

家族も夫婦も性格やあり方はそれぞれなので、これ一つでうまくいきます!なんて魔法は無いし、うちだって考えが合わず平行線になることもあるので偉そうなことは言えません。

ただ、「変わらない」心地良い関係性の軸にあるのはこういうちょっとした配慮なのかな、と思います。

「家族」というつながりに甘えず、相手を個人として尊重する考え。

「この言い方、相手が夫ではなく親友に対してでもできる?」

「自分の今イライラしてる感情って、目の前の相手に関係ある?」

親友やクライアントに、感情的に怒鳴りつける人はあんまりいないですよね。
泣き喚いて自分の言い分を通そうとすることも。
家族に対しても、他人にできないような失礼なことをしない。
この感覚、ワタシには不足していた部分でした。

 

今もワタシはまだまだ感情に流されてしまうことは多いです。それでも常に意識するようにはなって、それだけでも家庭内のコミュニケーションは円滑になったんじゃないかなぁ。(できてない時も多いです!特に平日の夕方!←懺悔)

…ま、今回べた褒めしてみた夫ですが、片付けは苦手だしカーナビの言うこと聞かないし欲しいものは我慢できず買っちゃうし…困ったところも結構あります。

って書いてみて思ったけど、↑これワタシの悪いとことかなりかぶってるんだよな…

というわけで、相手を大切な人として扱う配慮、そして足りないところは「お互い様」と許しあう優しさ(傷の舐め合いと呼ぶかもしれない)はチーム「我が家」の持ち味として子どもたちにも受け継いでいきたいと思っております!

 

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著者:tomekko
年齢:37歳
子どもの年齢:長男7歳、次男3歳、三男1歳

おっとり長男、もっちり次男、たぶんあっさりな三男という、男子三兄弟に日々育てられています。いつも眠い夫にちょっとイラつきつつ、ドタバタな毎日のようすを描いた育児絵日記をインスタグラムに投稿するのが楽しみ。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。