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「できないからやりたくない」縄跳びに苦手意識を持つ息子へのアプローチは… byグラハム子

うちの息子は縄跳びが苦手です。

少し前に幼稚園の体操参観があったのですが、同級生がもう20、30回と跳べる子もいる中、息子は1回も跳べず。 

 


もちろん他の子と比較するような発言はしませんが、やんわりと練習を促すも、それも拒否。
息子的には
『できないからやりたくない』
『負けるからやりたくない』
だ、そうです。

それに対して私も
「最初はできなくて当たり前だよ」
「できないのや負けることはかっこ悪いことじゃないよ」
「できなくても挑戦する方がかっこいいよ!」
などと伝えたのですが・・・
本人にはあまり響いていない様子。


まあ、人から言われてやらされるって、モチベが上がりませんよね。それはよくわかります。ただ、そんな感じの息子に、私もこれからどう対応すれば良いのか悩んでしまいました。

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この異なる2つの価値観がどっちも私の中にあって、グラフに表すと、こんな感じ。

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このグラフはどこが正解!というものではありません。
私の中では、この〝黄色っぽいオレンジ付近”がしっくりくる、というだけの話。他の人はもっと赤に近いオレンジの人もいるだろうし、限りなく赤に近い人も、もっとずっと黄色に近い考えの人もいるはずです。

(縄跳びをするのは息子なんだから、本人の気持ちを聞いてみよう!)
そう思って息子に聞いてみると・・・

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息子本人も複雑な心境のようでした。
そりゃそうだ、まだ幼稚園児ですもの。感情の整理をつけるのは大人にも難しい。
これがきっと息子の本心なのでしょう。


なので私は、そんな息子にはどんなアプローチが有効なのか、考えました。
そして思いついたのがこれです!
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部屋の安全な所に縄跳びを設置しておいて、私は特に気にする様子もなく生活をしている。
すると、たまに息子が通るときに縄をピョンっと飛び越えます。
そのときに、「跳べたじゃ~ん」などと軽く声をかけます。動いていない縄なので跳べて当然なのですが、軽く褒めます。

すると嬉しくなったのか、動かない縄をピョンピョンと何度も跳んでいました。
そしてそれができるようになったら、次は軽く縄を揺らしてやる→回してやる→1人で飛ばせてみる・・・
こんな感じで、まずは「当たり前にできること」からはじめて、ゆっくりゆっくりとステップアップしていきました。

「できないから嫌だ」という息子には、「できることをやらせて、苦手意識を取り除こう」と思ったのです。

目標を【平均並に跳べる様になること】ではなく、【縄跳びは嫌なものではない、楽しいと思える】という所に設定しました。そして楽しいと思えてから、その先もっと極めるかどうかは、息子の判断に任せようと思いました。

子どもにとって成功体験は今後の自信につながる大切な事です。でもまた、失敗経験から学ぶことも同じ位大切だと私は考えています。自分がやりたくないことに直面した時どうするか。自分なりに考え、生きる力を身に付けていってほしいと思います。

かくいう私自身は『できなくてもまずはやってみろ。練習してできるようにしろ』と教えられてきたタイプなので、息子を見ていると「できなくてもまずはやってみろよ!練習すればいいんだよ!」と言いたくなってしまうこともあるのですが・・・

息子は、私ではありません。
息子の価値観は、私のそれとは異なります。

きっと息子は息子なりに、その小さな身体と頭で、日々色々なことを感じ、学んでいるのでしょう。
だから親が手出し口出ししすぎず。でもやっぱり親ですから、放置もしすぎす。子どもを肯定、尊重しながら、受け入れ、見守りつつ、上手くサポートしつつ・・・といった感じでしょうか。
うーん、実に難しい。

日々試行錯誤。
息子に合う支援の仕方を模索中でございます。

 

 

 

 

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著者:グラハム子
年齢:30代
子どもの年齢:5歳と4歳

いたずらっ子で元気いっぱいな兄妹に振り回されているお母さん。堅あげポテトと甘いコーヒーが好き。 家族が寝たあと夜中にインスタグラムで育児絵日記を描いています。

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