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長期戦だからこそ。心身ともに健康でいるために、がんばらないをがんばり中! by うだひろえ

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これを書いている現在、私が住む地域では、臨時休校も8週間を経過しました。

2月末の急な発表から約1ヶ月の休校、その後新年度で学校再開の予定が、始業式の最中に翌日からGW明けまでの休校延長が発表、そして先日、5月いっぱいまでの延長が決定。そんな現状です。

 

最初はいろいろと、がんばりました。

「生活リズムを崩してはいけない」と考えて、朝は登校時間通りに起きて、時間割も作って勉強も運動もやっていこう、お手伝いもいい経験だ、給食がない分みんなでクッキングして食育も。この機会を有意義に…なんて。

1日目はできました。2日目でふと気付く、おや、これだけ子どもに関わってると、仕事はおろか家事もままならないな?なので子どもが寝てから仕事や家事をする、すると3日目の朝には疲れが残っていてもう起きられない。だけど決まってる時間割。
クタクタな私、さて誰が勉強見るの?ご飯3食誰が作るの?

子どもも、最初は早く来た春休みの感覚で、ゆったりしながらも自宅学習やお手伝いを楽しんでいるようでした。

しかし次第にそれにも飽き、友達に会えない、学校のいろいろが体験できないストレスで、勉強タイムもダラダラ、プリント1枚がいつまでも終わらないようになりました。

 

疲れている私、ダラダラする子どもに余計イライラ、「このプリント終わったらゲームしていいんだよ?がんばろ!」と発破をかけても、「う~ん」とダラダラが終わらない子ども。よっぽどです。

私の仕事がいよいよ終わらなくなってきてからは、休日に夫に子どもを任せ、私は1人喫茶店などに行って仕事をしていました。

しかし、夫の仕事もテレワークが増え、喫茶店なども休業して私も外で仕事することができなくなり、親がピリピリする中、子どものストレスもピークを超えて、ボーッとする時間が増えるようになってきて。

あ、ここは、ちょっと待ったほうがいいのかも。
がんばるのをやめてみる、がんばらないのがんばりどき、なのかも。
なんて、思ったのでした。

 

朝は、登校時の起床時間6時半はとっとと諦めて、好きなテレビ番組の始まる7時には、と思いつつ、まあゴミ捨ての時間8時に間に合えばいいか、朝日を浴びてセロトニン分泌できてるしOK、という感じに。

家庭学習は超ざっくり、朝からついてるEテレを9時以降も見てたらそれも勉強タイム、親はその間仕事。10時半頃から宿題15分、その後タブレット学習15分。タブレット学習はともかく、うちの子の宿題タイムは15分が限界だと悟りました。私も夫もそれくらいなら交代で付きそいできますし。タブレットは本人がやりたがれば延長ウェルカム。

その後みんなで洗濯物干し、食器洗い、掃除、片付け。最初は私1人でやるほうが早いわ!って状態だったけどおかげさまで少しずつ子どももできることが増えて、最近ではすぐに終わるように。

昼食は、家族4人分を毎日用意するのは袋ラーメンでもマジキツイってことで、近所のお店のテイクアウトを使うことが増えました。子連れで行きづらいオシャレなお店もテイクアウトを始めていて、家でそれが味わえるのは震える嬉しさ。家族の好みがバラバラなのもあり、うちの息子みたいに「オレはそういうのじゃなくてコンビニのおにぎりが食べたい」という要望にも、まあお弁当取りにいくついでにいいよ!と応えやすくなりました。親は作らなくていいし、お店の味が楽しめるし、子どもは好きなもの食べられるしで、万々歳です。

午後は自由タイム、子どもはゲームや動画視聴して私は昼寝、夫は仕事。15時になったらおやつ、家の前のスペースで食べてひなたぼっこ、その後夫は仕事、私と子どもはなわとびやフラフープなどで簡単に体を動かして、夕方の家事タイムも一緒に。家族4人で晩ご飯、お風呂も交代で入って、子どもは9時に消灯。この時間だけは死守。だって、その後は親のフリータイムですもの。

 

そっからは、私と夫は仕事したりゲームしたり、私は特に、1日のメモをつぶやきツイートするのが日課です。
これが、自分の「がんばらないがんばり」を客観視できるのでいい感じ。読み返すと、休校始まった頃のツイートはがんばってる感があって、私よくやってるよお疲れ様…!って気持ちになります。「やだ私今日無理しちゃった!」って時は、イッケナイ!と反省もできます。無理なく、がんばりすぎず、最低限のことはしながら、家族が心身ともに健康でいられる方法を考えることができます。

まだまだ先が見えず、長期戦確実、だからこその心がけ、「がんばらないをがんばる」をして、日々乗り切って行こうと思います。

 

 

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著者:うだひろえ
年齢:40代
子どもの年齢:小2と年長

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。一男一女の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる」(マンガ担当)(KADOKAWA)

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