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在宅ワーク姿を見てきた長男。母と同じ仕事を志望した理由は… by イシゲスズコ

こんにちは、イシゲスズコです。
少しずつ登校や登園が再開され始めて、以前のような日常が少しずつ戻ってきた今日この頃、いかがお過ごしですか。

コロナウイルス感染拡大予防のためのリモートワークになった方もたくさんいらっしゃったことと思います。
今回は、長男と次男が小さい頃に私が経験した在宅でのお仕事と、長男のがっかりエピソードです。 

 

 

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多忙を極めた子どもをみながらの在宅ワーク

長男が生まれてからしばらくの間、私は家庭の事情もあって保育園に預けず家で子どもたちをみながら家でできる範囲の仕事をすることを選んでいました。

デザイン系の仕事をしているので、ほとんどの作業はPCの前に座って行います。打ち合わせなどがあるときは双方の実家にお願いして子どもたちを預けたりすることもありましたが、基本的には1日中家に子どもたちがいる状態。

上の子が一人遊びをしている合間やお昼寝のスキにやっとデスクにつけたと思ったらもう昼…なんていう、ここしばらくTwitterで流れて来るリモートワークの悲鳴そのままの生活を送っていました。

下の子を背中におんぶして寝かせようとユラユラさせながら、立ったままキーボードを叩くなんてしょっちゅう。納期が迫れば残った仕事を片付けるために寝かしつけたあとに深夜までPCに向かうなんてことも。

 

息子の志望は「お母さんと同じ仕事」だったけれど…

子どもが増え、上の子たちが走り回るようになってからはさすがに無理が来て園にお願いするようになりました。
(子どもたちが周りにいない状態でスムーズに仕事がはかどるあの解放感を今感じていらっしゃる方も多いのかもしれません)。

それだけ頑張って来たという自負がある私。
子どもたちにも働く姿を見せて来た!と思ってちょっと誇らしく思っていたのです、が…

長男が中学生になった頃のこと。
進路指導の一環で将来の志望を問われた彼が答えたのが「お母さんと同じデザイン関係の仕事」。

「長男くんにそう思ってもらえてお母さん嬉しい…」とウルウルしたのもつかの間、彼から驚愕のセリフが飛び出したのです。

「え、だってパソコンの前にずっと座ってて、楽そうだから」。
横で聞いていた夫が盛大に吹き出し、我が家のお茶の間に不穏な空気が流れたのは言うまでもありません…


今は在宅ではなくオフィスに移動しての仕事をしていますが、この仕事をしてきたことで今回のコロナウイルス関連の休校でもなんとか働きながら対応することができた感じです。

 

PCの前に座る私を「楽そう」と評していた長男は、その後私の仕事内容を改めて知ったり、学校の進路指導の中でいろんなことを考えたりしたことで自分の志望を見直し、PC関係とは全く違う技術職を目指して進学しました。

子どもたちが成人する頃には私たちの知っている仕事の何割かが無くなっているとよく言われますよね。
自分で考え抜いて進路を決めた長男、彼の中にあの頃おうちで頑張って働いていた私の姿もちょっとは影響を与えているのかしら…と淡い期待をしたりもする、そんな在宅ワークの思い出です。

 

 

 

 

 

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著者:イシゲスズコ
年齢:40代
子どもの年齢:高校生から小学生の4人

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

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