妊娠中のマイナートラブルによる痛みと言えば、腰痛や恥骨痛などを思い浮かべる方が多いと思います。
わたしの場合それらの痛みはそこまで感じなかったのですが、本当につらい別の痛みが妊娠後期にやってきました。
妊娠8ヶ月に入る頃から、ずいぶんとお腹が大きくなってきました。
あまりマイナートラブルに悩まされることもなく妊娠後期を迎えたのですが、その頃からたまに胸とおなかの間のあたりが痺れるようになりました。
少し体勢を変えると収まるので、正座で足が痺れてしまうのと同じ感じ。
大きくなったお腹と胸に挟まれて、血が止まって痺れてしまうのかも、とその時はあまり心配していませんでした。
ところが、妊娠9ヶ月に入る頃にはピリピリとした強い痺れになってきました。
起きて動いているときはあまり感じないけど、寝ていて少し同じ体勢が続くとピリピリ・・・
体勢を変えても(お腹が大きいのでそれもひと苦労なのですが)、またしばらくするとピリピリ・・・
ただでさえ大きなお腹で寝苦しいのに、体勢が定まらずなかなか眠れませんでした。
そのうちに、寝ているときだけでなく起きているときにも痛むようになってきました。
もう痺れというよりもズキズキと締め付けられ息もできないような痛みです。
常に痛いわけではないものの、急に涙が出そうなくらいの激痛に襲われることが頻繁にありました。
笑うと痛みが起きるため、笑ったと思ったら「ヒィッ」と声にならない声を上げて涙目になるような状態で、里帰り中の実家の母によく心配されました。
あまりにも辛いし、妊娠中のマイナートラブルとしては情報が少なかったので、妊婦健診で相談してみることにしました。
「胸とお腹の間が激痛なのですが」と相談すると、「肋間神経痛かもしれない」とのこと。
帯状疱疹やヘルニアが原因になることが多いそうですが、妊婦さんにも割と見られる症状のようです。
大きくなったお腹で肋骨付近の神経が圧迫されることで痛みが生じるそう。
「どうしたらいいでしょうか」と聞いてみると、まさかの「辛抱してください」という答えが(薄々そんな気はしていましたが)。
自分で検索して調べてみたところ、お風呂で温まると良いという情報を目にして、その日からお風呂にゆっくり入るようにしました。
そしてつらい痛みをこらえながら出産や育児グッズの準備などを始めると、気がまぎれる時間が増えていきました。
臨月に入り「この激痛も、長くてあと1ヶ月の辛抱だ!」と思った頃から、気がつくと痛みを感じることが減っていきました。
腰痛や恥骨痛などに比べると、マイナートラブルとしてはマイナーな肋間神経痛。
思わぬ症状に悩まされた妊娠後期でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:かめかあさん
年齢:30代
子どもの年齢:1歳
2019年8月に男の子(ごんさん)を出産しました。結婚10年目ののんびり夫婦+7歳のリクガメ+新入りごんさんで楽しく暮らしています。妊娠中からインスタグラムで絵日記を描いています。
インスタグラム:@kamekaasan
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