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子どもとの相性って大事!幼稚園選びで確認しておいてよかったこと by マルサイ

幼稚園の願書提出の季節になりましたね。
未就園児のお子さんをお持ちの保護者の皆さん、幼稚園はお決まりになりましたでしょうか。

今回は我が家が幼稚園を決める際に決め手となった出来事や、長男の入園後の様子などを綴っていこうと思います。

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といっても次男、三男は自動的に兄と同じ幼稚園に入園したので、幼稚園選びをしたのは長男の時だけ。

 

 

まず最初は通園可能な距離にある幼稚園をネットで探すことから始めました。

ふ〜んこういう保育方針の幼稚園がこんな場所にあるんだねぇ、と大まかな予備知識を身につけたら、次は公園で知り合ったママ友や同じマンションに住む先輩ママからの情報収集です。
その中からプレや一日入園体験などができる幼稚園を候補に絞っていきました。

 

最終候補に残ったのは以下の3つの幼稚園です。

<A 幼稚園>
裸足保育。完全給食。田んぼのど真ん中にある。園庭にヤギとか犬とかいる。

<B 幼稚園>
英語、音楽の時間がある。大学に併設され学生の実習の場であり、若くて元気な先生がいっぱいいる。給食は週1回。

<C 幼稚園>
スイミングや英語、国語教育がある。子どもに大人気なキャラクターがあちこちにいる(バスとか遊具とか)。給食は週4回。

悩む点はAとCの幼稚園が自宅から遠いことと、B幼稚園のお弁当がほぼ毎日ってことくらい。最終的には長男の直感に従って決めてもらおう、ということでそれぞれの園に行ってみました。

 

〈実際に行ってみた様子〉
<A幼稚園>

色水遊びや人形劇、運動会ごっこなどその時々によりテーマはあるけれど基本自由参加。
遊具で遊ぶ子や砂場で遊ぶ子、とにかくみんな好きなことをして過ごす。
長男は用意してある遊び自体には少し参加した程度で、先生がホースで水撒きしていたところに突っ込み園児に混ざって水浴びをして楽しんでいた。

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<B幼稚園>

親戚のお兄さん、お姉さんのような先生方が遊びを用意して待っていてくれる。
優しく誘導されるも振り切って園庭へ逃走。
園庭の遊具を気に入り、他の男児と順番のことで揉めつつも遊具で遊び続ける。
案内された図書室がなんともいい雰囲気で、そこで絵本を読もうとしたけどやはり園庭へまっしぐら。とにかく園庭の遊具が好き。

<C幼稚園>
ホールに集まり円状に置かれた椅子に座ってご挨拶からの体操、一人一冊ずつ配られた絵本の文章を指でなぞって音読。
椅子から立って外へ出ようとすると先生に連れ戻される。
目を1分間閉じて集中を高めるという時間があり、目を閉じずキョロキョロしていたら注意される。全7回のプレ体験だったが行くのを嫌がり2回目で終了。

f:id:xybaby_ope_01:20201001101356p:plainというわけで問答無用でA幼稚園に決定!

一人一人が興味を持ったことを優先して遊ばせてくれるA幼稚園と、全員で同じことに取り組むことが求められるC幼稚園は見事なまでに正反対で、これはどちらがいい悪いではなく完全に向き不向きがあると思いました。

たとえばC幼稚園での長男は『落ち着きがなくみんなと同じことができない子』でしたが、A幼稚園では『周りをよく観察して独自に楽しいことを見つけるのがうまい子』でした。

 

実際に足を運び園の中での長男の様子を見なければ、A幼稚園に決断することはできなかったかもしれません。
(ちなみに長男には合っていたA幼稚園ですが、課題を与えられこなしていくことが好きな次男にはもしかしたらC幼稚園の方が合っていたかもしれません。今さらですが)

 

幼稚園に入園した後も、先生方は長男の個性を尊重してくださり自由に過ごさせてくれました。

みんなと同じことができないと受け止めるのではなく、他の子と着眼点がひと味違うとか、一人でも楽しめる強さがあるなど、とても肯定的に捉えてくださったので私自身も大らかに見守ることができました。

年少時代にやりたいことを思う存分やった長男は少しずつ集団遊びに興味を持つようになり、年中、年長と学年が上がるごとに協調性を身につけ仲間と一緒にひとつのことをやり遂げることに喜びを見出すほどに成長しました。
個性の強い部分を押さえつけるのではなく、その子のいいところとして伸ばしてくださった園には本当に感謝です。

 

幼稚園選びをしていた頃のことを思うと、本当にこの幼稚園を選んでよかったと心から思います。
8年もの間お世話になった幼稚園も三男の卒園とともにお別れですが、全肯定してくれた園の存在は子どもたちにとっても心の支えになってくれることでしょう。

 

さてそんな思い出深い幼稚園ではありますが、裏エピソードがあるのです。

なんと入園申し込み期限をうっかり忘れて募集が締め切りとなってしまったのです…(すみません私のミスです)
慌てて連絡をし、なんとか空き待ち5人目でギリギリ入園することができましたが、この時入園できなかったら子どもたちは今とは違う人生を歩んでいたかもしれません…。

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私からの幼稚園選びのポイント↓
①幼稚園を選ぶ時は園庭開放やプレ保育などに参加してみる
②願書提出日や申し込み締切日は絶対に忘れずに

お子さんの個性が輝く幼稚園との出会いがありますように!

 

 

 

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著者:マルサイ
年齢:39歳
子どもの年齢:小5・小3・年長

小5・小3・年長の三兄弟の母。趣味は昆虫観察と磯の生き物観察。三兄弟との日々をインスタグラムにで発信中。著書に『男子が3人います。『主婦力ゼロからやってみた家事』(共に大和書房)など。

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