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「邪魔されるのも、うまくできない自分にもイライラ」離乳食を食べない赤ちゃんの気持ち by ハナウタ

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娘の離乳食期、私は毎日悩んでいました。

0歳の娘は離乳食をほぼ食べない、ひっくり返す、投げる。
自分で食べたがるのはいいんだけど、こちらが手伝おうとすると拒否。
スプーンを跳ね除け、机を叩いて反り返って全力拒否!!

 

手間をかけて作ると捨てる時つらいので、
離乳食づくりもがんばらないようにがんばっていました。

上手いこと、手を抜いて。
気負わず、長い目で見て。

 

4つ上の息子もこういう時期があった(気がする)けど、今はしっかり食べるようになっている。きっといつかは食べてくれるはず。

今はまず、食べることを好きになってくれるように、食事を楽しい時間だと思えるように、楽しい雰囲気の食卓にしよう!と、できる限り笑顔に努めていました。

 

 

でも、毎日毎日毎食毎食、ドロドロになった机や床を掃除するの、シンプルにつらい。
手を抜いているとは言え、ご飯をひっくり返されるのも精神的にかなりつらい。
毎日の残飯も罪悪感すごい。ぐりぐりと心がえぐられていました。

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結局食べないのに、捨てることになるのに。
余計散らかるとわかっているのに。

メニューを考えて準備して食べさせて拒否されて片付けて捨てる、無駄としか思えないルーティンを毎日3回、休みなし。

 

つらい。

やめたい。

それでも食べさせないわけにはいかない。

 

こんな感じで、離乳食の時間が憂鬱で、よく食べる子を見てはいいなぁ、どうやったらそんなに食べてくれるんだいと羨ましく思っていました。

 

ある日、妹と話していてふと思い出したのは、妹の小さかった頃も今の娘みたいだったこと。

遠い記憶だけど、机と床がごはんまみれで、ほぼこぼしていた。今思うと母さんは大変だったろうに。妹にその話をしてみると…

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「覚えてるよ、めっちゃイライラしてた。

 

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「一生懸命自分で食べようとしてるのに、周りが邪魔してきて、自分のペースを崩されるのが嫌だった。でも自分じゃうまく食べられなくて、そのことにもイライラしてたよ。」

「姉や兄には手を出さないのに、なんで私にだけちょっかいだすんだー!って。」

「あと笑われるのもいやだった。私は真剣なのに!って思ってた。」

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この妹の話を聞いてドキッとしました。

今の娘も同じような気持ちなのかもしれない。

 

思い返せば、普段の生活の中で4歳上の兄と同じことをしたがる娘。

 

兄と同じ遊びがしたいし、
兄みたいにトイレに行きたいし、
自転車に1人で乗りたいし、
幼稚園のバスに乗りたいし。

 

まだ歩けないのに、常に自分は4歳だと思って行動している0歳。

普段からそんなだから、ごはんだって兄のように食べたいと思っているのかも。

 

そう思っていると仮定して、その日から、できるだけ兄と同じ扱いをするように接してみました。

 

ごはんの介助はしない。
こぼしても気にしない。
助けを求めてきた時だけ手伝う。
自分で食べるのが当たり前。
兄と対等に扱う。
笑わない。
粛々と。
淡々と。

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そしたら少しずつ、少ーしずつではありますが、ひっくり返すことは少なくなり、ごはんを食べる量も増えてきました。

 
あれから1年経ち、まだまだ「しっかり食べられるよ!」と言い切れるレベルではないですが、もうひっくり返さないし、何より食べることを好きになってくれました。

 

こうして攻略できたのは、妹と娘がたまたま似たタイプだったのかもしれないけど、あの時妹に、まだ喋れない0歳の娘の気持ちを代弁してもらった気がして、とても感謝しています。

 

 

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著者:ハナウタ
年齢:30代
子どもの年齢:5歳、1歳

写真で残せなかった家族の日常をイラストで記録しています。子どもが大きくなってから読み返すのが楽しみです。

インスタグラム:hanautahaluta

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