息子きったんは絵本が大好きだ。
テレビを見たり絵を書いたり、なにかする時も傍らに本が置いてある。
毎日床には読みかけや、開きっぱなしの本が数冊転がっている。
(だらしなくてスマン)
これを言うと
「うちも!」
と共感、我が子も絵本大好き派か、
「いいなぁ…」
と、我が子が絵本に1ミリも興味を持ってくれぬ…という派。
大体2パターンに分かれる。
確かに
「子どもが絵本好き」
というのは非常に好ましいことだし、聞こえはとてもいい。
でも実のところ。
絵本好きな子をもつ母のその実態はなかなか体育会系である。
え?
絵本が好きなのに体育会系?
どうゆうこと?
ちと想像がつかないと思う。
では。我が子でその実態を是非ご覧いただきたい。
読み聞かせなのにチョイスがまさかのあれ!
読み聞かせに図鑑をチョイスしてくる。
図鑑。
重い!!!
持つ手がしびれる…!
よく聞くのが
「図鑑は一緒に眺めるだけでOKですよ~」
というアドバイスだが。
息子はただ仲良く一緒に眺めるだけではなく、熱烈に「読み聞かせ」をして欲しくて持ってくるのだ。
ところどころ
「読むの面倒くさいな…」
という文字をすっとばそうものなら
「ここも書いてあるよ?なんて書いてあるの?」
なんて鋭く刺さるつっこみをいれてくる。
グサッ!!
怖い。
ちなみに恐竜の図鑑だと
「白亜紀とは…」なんて言葉が出てくるのだが、その度に
「白亜紀って何?」
「ジュラ紀って何?」
って息子からの質問タイム付である。
いやね、その言葉を知りたくて今読んでるんじゃないか…と言いたいよ。
なかなかストレスが溜まる図鑑読み聞かせである。
絵本好きな子どもによる読み聞かせノック!!
次に。
息子がまだ
「絵本は誰かに読んでもらうもの」
という意識100%だった頃。
喉が痛い。
少しはこれで声帯が鍛えられるのでは?
とも思ったが、やり過ぎる筋トレは疲労につながるのみ。
よって使い過ぎた喉は傷めるだけである。
ほどほど。
ほどほどにせな!!
お気に入り絵本5冊読み聞かせを順番に10セット…。
読み過ぎて暗記してしまった本もいくつかある。
三十路のしぼんだ脳で絵本一冊暗記って。どんだけ繰り返し読んだのかって話。
5歳となった今では大分この辺りの加減も分かってきてくれたので、さすがに50回などはもうないが。
1~2歳の一番訳の分からない期はリアルにこんな数字だった。
「おしまい」
「ちょっと休ませて」
なんて懇願しても、ずーーーーっと絵本を両手で掲げて足元から離れなかった息子。
気が…
気が休まらないから…。
この我が家の読み聞かせエピソードを「絵本好きなのいいな」と言ってくれる、我が子が絵本に1ミリも興味を持たないという母に話すと
「それはさすがに嫌だ」
と正直に感想を述べてくれる。
だよね。
私もそう思う。
ほどほどがいいよね。
好きなものは日夜問わずどっぷり
嫌いなものには興味なし
子どもってどうして極端なのだろう。
どうして中間がないのだろうか。
ちょうどいい絵本好き
適度に親子で読み聞かせを楽しめる、ちょうどいい絵本好き。
理想はここである。
果たして、この理想に当てはまってくれる子がどれくらいいるだろうか。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユキミ
年齢:30歳
子どもの年齢:4歳
関東出身、関西在住。4歳の息子と夫と3人暮らし。毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さんです。普段はインスタグラム(yukita_1110)にて息子の成長や日常などを絵日記にしております。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。