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チャイルドシートで大暴れしてた娘。地獄の10分間を救ってくれたのはやっぱりアレ! by うだひろえ

 

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うちの娘が1歳の頃です。
イヤイヤ期がかなり早めに始まると、後部座席のチャイルドシートに座る、ただそれだけのことで、この世の終わりのような暴れ方をするようになりました。

最大限の叫び声を上げながら手足を上下左右に動かし、全力で曲げ伸ばし、体をうねらせ、服が脱げ、半身だけ脱皮しているようなこともありました。

「ママ運転頑張るからね、その間だけここで安全に座っててね」などの説得など1歳児に効くはずもなく、「そのうち慣れる」と強行して保育園に送っていく毎日。
しかし、片道10分ほどの時間、ずっと暴れ続け、到着して解放されれば私の抱っこ、ケロンとしてます。一向に慣れることなく、これの繰り返し、たかが10分間でも毎日のことに、私の精神はすり減っておりました。

ちなみに、5歳になった本人に「すっごい嫌がって暴れてたんだよ~」と話すと、「だって、ママと離れたくなかったんだもん♪」と言ってました。

子どもの記憶、あてになるかどうかわかりませんが、確かに、夫が運転して私が後部座席、チャイルドシートの横に座って手を繋いでいれば、暴れなかったように思います。
じゃあ、慣れるとかじゃなかったんだね……といろいろ思い出してぐったりしました。

 

 

当時も、「このまま娘が慣れるのを待っていたら私がもたない」と判断、なんとかせねばと考えて、とりあえずカーナビの画面でTV番組流しました。

すると、露骨にピタリと泣き止み、画面を見入るようになったのです。それだけで脱皮するような事態は避けられるようになりました。

しかし走行中は音声だけになってしまうので、一緒になって歌ったり、聞こえてくる「みんな~げんき~?」に私が率先して「げんき~!!」と答えたりして、なんとか子どもの機嫌をとっておりました。 

 

次第にそんな取り繕いも限界を感じ、思い切って、カーショップに相談に行きました。そして一大決心、後部座席でTVもDVDも見られるように、車内の天井にモニターを取り付けることに。お値段工賃込みで10万円、痛い出費でしたが、当時の私たちには「これしか生き残る方法はねえ」くらいの勢いでした。

これには子どもたちも大喜び!TVだけじゃなく好きなDVDも見られて、目的地に到着しても「もっとみる!」と言ってなかなか車から降りないほど。
通信教材のものやレンタルしてきたDVDで、次は何流す~?なんて聞きながら、子どもたちは動画に見入って、私は運転に集中できて良かったです。

 

そんなドライブ動画生活を2年ほど送った後に、まさかの事態、車本体の調子が悪くなり、買い換えることに。10万円で取り付けたモニター、2年ほどしか使わなかった……。悔やまれます。

 

さて次の車でも当然、後部座席での動画視聴環境が求められるわけですが、私も少し知識を得まして、いろいろ検索してみました。

すると、「助手席or運転席のヘッドレストにくくりつけられるDVDプレイヤー」があることが分かったのです。しかもお値段、プレイヤー本体に充電器、くくりつけるバンドもセットで1万円弱。「これでいいじゃん!」となりました。

ネットで注文したそのセットが届くと、小1と年中さんになった子どもたちも興味津々、DVDの出し入れやリモコン操作もすぐに覚えて、バンドにセットするところまで、自分たちでできるようになったのです。

カーナビ画面も天井からのモニターも、操作は私が運転席でやらねばならず、走行中はできず子どもたちからブーイングが起こったりして、地味にキツかったので、これは嬉しかったです。

また、このバンドが、うちのタブレットにも使えたので、長距離ドライブの際にはサブスク配信動画をダウンロードしておいて、DVDを変える手間もなくのんびり見続けることができるという贅沢も知ってしまいました。

 

そして現在。小3と小1になった我が家の子どもたち、DVDをちょこちょこ変えたり操作するのがめんどくさいと気づいたようで、遠出の時のタブレット動画以外は、見なくなりました。

外の景色を眺めて、会話。「あの雲の形、面白くない?」「見てあの看板、こないだと変わったよ」「あの新作スイーツ美味しそう~」など。FMラジオを流して、話題の曲やニュースなどを一緒に聴いて、歌ったり話したり。

こんな当たり前のことが、こんなに嬉しいなんて!

それに、動画ばかり見ていた頃は、子どもたち、道を全く覚えてませんでした。毎日通っている公園前の道をふと見て「ここどこ?」と言った時に気づいて、でもそりゃそうですよね、小さなモニター画面しか見てないんですもの。
それが今は、私が道を間違えると「ママ、今のところ右じゃない?」なんて教えてくれるほどに。

はあ、ここまで長かったです。

 

ただ遠出するときは、運転は夫が担当、私は助手席なのですが、後頭部で動画が流れていて、そこから音も出てくるので、まあ落ち着きません。座席あんまり倒せませんし。
また、座る場所がどうの、見る動画のチョイスがどうので、兄妹喧嘩が起きるなど新たな問題も湧いてきます。

でも、我が家のドライブヒストリー、「チャイルドシートで脱皮していた頃」のことを思い出せば、なんてことないです。

 

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著者:うだひろえ
年齢:40代
子どもの年齢:小3と小1

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。一男一女の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる」(マンガ担当)(KADOKAWA)

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