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入園、入学…新生活のスタートに向けた対策がうまくいかないときに見直したポイント by イシゲスズコ

こんにちは、イシゲスズコです。

この春から新しい環境での新生活が始まるというお子さんもいらっしゃる頃でしょうか。
我が家でも次男が高校生になるための準備をしているところです。

新入園や新入学に向けておうちの中も新生活仕様に…と考えているお宅もあるんじゃないかな。

今回は、子どもの新生活に向けての試行錯誤の経験から得た、視点の切り替えのコツをまとめてみたいと思います。

 

 

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なかなかうまくいかない…!ってときに。

新年度に向けて、おかたづけの場所や生活習慣の見直しなど、家庭の中で準備をすることも出てきますよね。
対策を立ててみて、いざスタートしてみたけどなかなかお子さんが想定通りに動けない!うまくいかない!っていうこと、出てくることも多いんじゃないかな。

言葉で伝えてもどうにもダメなとき、見直すポイントがいくつかあります。

 

ステップが多過ぎない?

1つめは「ステップの数を数える」こと。
自分が求める作業完了までに、子どもがどんなステップを踏まないといけないのかを考えてみるんですね。

例えば「カバンをしまう」だと、持ち帰ったカバンを通り道のカゴに置くだけだとステップは1つ。

でも「カバンから連絡帳とお便りとハミガキセットを出してそれぞれを所定の場所に置いた後、カバンを自室の棚の上に置く」だと

①連絡帳を出す
 →②連絡帳を所定の場所に置く 
③お便りを出す
 →④置く 
⑤ハミガキセットを出す
 →⑥置く 
⑦自室へ移動 
⑧カバンを置く

と細かく分けると8つのステップを踏まなければ完了しません。


これは極端な例でしたが、こんな風に「なぜかできない」というとき、本人の今できる程度よりステップの数を多く設定してしまっていることもよくあります。

大人から見たら大したことのなさそうな行動でも、その子にとっては難易度が高く、できなくなってしまっている可能性があります。

こんなときはステップをどこまで減らしたら「できる」になるかな、と考えてみるといいと思います。
「カバンの中身をまとめてテーブルの上に出す」ならできそう、となれば中身を出すためのカゴを用意してそこに全部入れたらオッケー、という仕組みにしてしまうのも良いかもしれません。


できること探しをしよう。

2つめは、お子さんのどこを見るか、っていう視点の切り替えです。

新しい生活が始まったとき、親としていろんなことができるようになって欲しくてつい焦りがちじゃないかな、と思うんですね。
園や学校から「これができるように」と求められることも出てくるかもしれません。

でも、親がその「できるようになって欲しいこと」にとらわれてしまうとそこから「できてないところ探し」にあっという間にたどり着いてしまいます。
ただでさえ不安の多い新生活を送っているお子さんにとって、おうちの人からダメ出しをされちゃうとがんばることもがんばれなくなっちゃうかもしれません。

不安な時期だからこそ、できてないところより「できること」「できたこと」を探してあげるとお互いに過ごしやすくなるんじゃないかな、と思います。


「やんわり見守ってあげれば良かったなぁ」
子どもが大きくなってみて思うこと

新生活のスタートで親子ともにいろんな負担がかかりやすい時期。
がんばることばかりに目が行きがちですが、設定したタスクがうまくいかないときは子どもからの黄色信号かもしれません。

小さいうちはあれもできるようにこれもできるように、って不安がいっぱいだった私ですが、子どもが大きくなってみたらもっと肩の力を抜いてやんわり見守ってあげれば良かったなぁと反省したりもしています。

「朝起きられてえらい!」「毎日通えるなんてすごい!」「朝ごはん全部食べたなんて超えらい!」
もっともっとべたべたにほめてあげれば良かったと思うくらい。


取り組むのが難しい課題があったら無理せずハードルの方を下げて様子を見たり、できないことよりできることを探したり、自分の気持ちを切り替えながら楽しく新生活を迎えられるよう、お互いにぼちぼちがんばっていきましょ〜う!

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著者:イシゲスズコ
年齢:40代
子どもの年齢:高校生から小学生の4人

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

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