息子。お小遣いデビューである。
息子きったんは5歳。
まだ計算は両手を使える分のみ。3桁の計算などは到底できない。
「え!計算できないのにお小遣いってちょっと早くない?」
そんな声も聞こえてきそう。
でも、私はどうしても息子に今!お金の使い方を学んでほしい!
なぜなら…
自粛生活から一緒に買い物にいくことが増え(それまでは息子が園に行っている間にすませていた)、以前より物欲が出てきた息子。
買い物に行くたびに小さいおまけ付きのお菓子をねだられる。
週に1度くらいならいいが、こう毎日のように続くと
「ちょっとこのままはまずくない?」
と、私も息子の物欲とそれを許してしまう自分に危険を感じた。
物を買うにはお金が必要
そしてそのお金には限りがある
5歳の息子にもそれを分かってほしい。
なら、お小遣いデビューである!
息子には週に300円渡している。
これで普段食べたいお菓子、またはおまけ付きの特別なお菓子、やりたければガチャガチャをやってもらう。
薬局の店先にある100円で動くオレンジのゾウに乗るのもいいだろう。
5歳に300円、ちと多くない?
とも悩んだが、本人が食べたいお菓子やその他息子の娯楽を1週間この300円で全て賄ってもらうので、私の中で妥当な金額ということにした。
後は「アルバイト」ということで、自分のおもちゃを1日1回片づけたら10円を渡している。
ちなみにこのアルバイトはあまり息子的に気乗りしないらしく、週に3回くらいしかしていない(笑)
プラスで週30円の稼ぎである。
そして300円をワクワクと握りしめた5歳児は、いつものようにお菓子売り場に突撃である。
子どもにとって100円玉3枚、というのは見た目から結構大金感溢れているらしい。
しかしその大金で買えない!という現実を目の当たりにし、おもちゃ付きのお菓子がいかに高級品か…ということを身をもって痛感してくれたようだ。
ちょいと5歳にして夢がなくなってしまう気がするが、夢だけ見ていてたらお金はすぐなくなるし、当たり前だが夢を見ていてもお金は湧いてこない。
これがお金の現実である。
現実は厳しいのだ。
と、そんなお小遣い作戦に込めた母の思いは無事息子に通じた。
よかった。
欲しいものがあったら貯める
貯まるまで使わない
手持ちがあるからってあるだけ使わない
などなど、これから先もまだまだお小遣いを通じて得る課題は多いなぁと思う。
あ。ちなみに私は34歳になった今でも
「手持ちがあるからってあるだけ使わない」
はできていない。
我、無駄遣い王なり!
押忍!!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユキミ
年齢:30歳
子どもの年齢:4歳
関東出身、関西在住。4歳の息子と夫と3人暮らし。毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さんです。普段はインスタグラム(yukita_1110)にて息子の成長や日常などを絵日記にしております。
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