ある日お風呂に入っていると
息子の背中にひっかき傷を発見しました。
朝、着替えをしていた時にはなかった傷です。
ということは幼稚園で何かあった・・・?
私が色々聞いても、息子は『わからない。覚えていない。』としか言いません。
でも、本当は覚えていそうな感じ・・・
理由を私に言いたくないのだろうな、という感じが伝わってきました。
なので
息子の「言いたくない」という気持ちを尊重することにしました。
そりゃ本当は知りたいですよ。不安です。親ですもの。
転んで木に引っかかった、とかなら良いんだけれども、
もしお友達にやられていたら・・・?いじめとか・・・?
場合によっては幼稚園に伝える必要だってあります。
でも、人間、人に言いたくないこともありますよね。
私にだってあります。ということは息子にだってあるでしょう。
もう6歳、充分1人の人間です。
ところが
私が『言いたくないなら良いよ』と言った途端、息子は理由を教えてくれました。
きっと、自分の気持ちを尊重してもらえたことで安心したのだと思います。
安心したから、教えてくれたのでしょう。
親って心配なことがあると、つい根掘り葉掘り聞きたくなってしまうけれど、
それが子どもには負担になってしまう場合がある。
もちろん時と場合によりますが、
親は聞きたい気持ちをグッと堪えて、子どもをまるごと受け入れていく必要もある、と学びました。
ほんの少しだけ、親子の信頼関係が深まったように感じた出来事でした。
息子には、
『教えてくれてありがとう』
と
『ヒーローごっこはやっても良いけど、
痛い思いをするまではやっちゃダメよ』
を伝えたのでありました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:グラハム子
年齢:30代
子どもの年齢:5歳と4歳
いたずらっ子で元気いっぱいな兄妹に振り回されているお母さん。堅あげポテトと甘いコーヒーが好き。 家族が寝たあと夜中にインスタグラムで育児絵日記を描いています。
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