はじめまして。ゆうひまほと申します。
第一子妊娠前に行った、トンデモな病院のお話をきいてください!
私が30歳の時のことです。
そろそろ子どもが欲しいと思い、自宅にほど近い、豪華で有名な産婦人科に行くことに。
事前にどのようなものが必要か調べて、3か月分の基礎体温表を持っていきました。
内装も綺麗で、看護師さんも美人ぞろい。
待合室には妊婦さんもたくさんいらっしゃいました。
地元のテレビ番組などで、院長を見たことがあり、
とても穏やかで優しそうな雰囲気の方だったので相談しやすいかなという考えでした。
いざ自分の番になり、「実は子供が欲しいんですが…」と相談してみたのです。
ところがその院長、カルテと人の顔や服装をチラチラと値踏みするように見て…
「30歳?妊娠しないの?」
「へー、不妊って言葉知ってる?」
「結婚したの22歳なのに何してたの?」
「本当に子供欲しいの?」
「不妊治療専門の病院教えてあげるから、そっち行って」
と矢継ぎ早に言われてしまいました。
しかも、パソコンをカチカチカチカチ不機嫌そうにいじりながら。
あっという間に「じゃ、お大事に」と診察室を追い出され、
待合室に出てみると赤ちゃんをつれたお母さんやご家族の方たちでいっぱい。
どうやらその日は一か月検診の指定日だったようです。
その中にポツンと座らされていると、看護師さんがさっと横にいらして
「今回、不妊の相談で来られましたが~」
とハキハキと説明を始められました。
「不妊専門の病院の場所、駐車場の場所」など教えられましたが
正直全く頭に入って来ませんでした。
ただ、とにかく早くこの場から去りたいと思っていました。
みんながこちらを見ているような気がして。
その説明の途中、診察室から院長の高らかな笑い声が聞こえ、とっても気になりました。
私にはあんなに不機嫌そうだったのに…?
赤ちゃんをつれたお母さんたちがあんなにたくさんいらして、
とっても楽しそうに話してるいたのだから、
産院としてはとても良い病院なのだろうと思います。
でも、産科専門の病院じゃないわけだし…。
(ホームページにはブライダルチェックや不妊相談もお気軽に、という旨が書かれています)
私に対するあの態度は、なんだったんでしょう…。
「あなたは場違い」と言われたような気持ちがなかなか忘れられず、
“産婦人科は妊娠していないと来てはいけないところ”
という認識が植えこまれてしまい、
次に産婦人科に行けたのは、実に五年後のことでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>>次回のエピソード:ひねくれ、ふてくされて5年経過。重い腰を上げて神先生に出会った、と思ったら判明した問題
著者:ゆうひまほ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:1歳
36歳で妊娠出産、現在元気いっぱいな一歳男児を必死で育てています。広島を愛するアニソンヲタなミーハー主婦。
イラストだけでなく、手芸やDIYも好きな、「なんでもとりあえず自分でやってみる」派です。現在はそれらに没頭する時間が無いのが悩み。
ブログ:よいやさのゆっちサン
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