こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。
双子を授かるまでのお話。前回は、夫婦別居での妊活生活のお話でした。
別居し1年。まるで手ごたえのない自己タイミングに限界を感じ、不妊治療をはじめるため転職。
晴れて単身赴任解消となり、新居にて不妊治療のためのクリニック探しをはじめました。
今回は、不妊治療のための病院選びのお話です。
一口に不妊治療を扱う病院と言ってもいろんなタイプの施設があります。
- 不妊専門外来のある大学病院や総合病院
- 不妊治療を扱っている一般産婦人科
- 不妊治療専門クリニック
それぞれの施設について、わたしの思うところをまとめてみます。
不妊専門外来のある大学病院や総合病院
大学病院や総合病院は不妊専門外来の曜日が決まっていて、それ以外の日は担当以外の医師が交代で診察をするところが多く、毎回診察のたびに医師が変わります。
人工授精など保険適応外で自費となるものにかかる費用は、不妊専門のクリニックと比較し安価な傾向あり。
また、甲状腺ホルモンの異常など不妊に合併する疾患が見つかった場合、同じ施設で内科など他の科にかかりつけることができます。
不妊治療を扱っている一般産婦人科
不妊治療以外の一般的な婦人科や、妊婦健診もしている一般産婦人科でも、不妊治療を扱っているところがあります。
一般産婦人科のクリニックや病院では、「不妊治療」を掲げていてもタイミングや人工授精までのことがあり。その場合、体外受精にステップアップする際には、転院が必要となってきます。
また、治療のステップアップも不妊治療専門のクリニックと比較しゆっくりな印象です。
不妊治療専門クリニック
不妊治療を専門とする医師の診察を受けることができ、同施設で体外受精(顕微授精)までステップアップすることが可能です。
院長が主体に診察を行っているところと、複数の医師が日替わりで診察をしているところがあります。後者は大きな施設に多いです。
また、有名なクリニックは待ち時間が非常に長いです。
無料の相談会を開いているところが多く、受診する前に先生やクリニックの雰囲気を確かめることができます。
不妊治療専門クリニックは総合病院や一般産婦人科と違い、お腹の大きな妊婦さんと同じ待合室になることがありません。
またクリニックによっては、治療中の方への配慮から子連れの方の受診時間帯が制限されているところもあります。
2人目不妊の場合は、こういったところも事前に確認をしておくと良いかもしれません。
不妊治療の病院選びで、わたしが重視したポイントは以下の4つでした。
- 通院しやすい立地
- 受診可能な曜日の多いところ
- 不妊治療専門のクリニックかどうか
- ネットの口コミや体験記
参考になるかわかりませんが、わたしの場合のどのように病院選びをしたかについてまとめてみました。
1.通院しやすい立地
不妊治療は周期に合わせて何度も通院をする必要があります。
通院が苦にならないよう『通いやすい立地』を条件に、最寄り駅沿線の婦人科をまずはピックアップしました。
2.受診可能な曜日の多いところ
不妊治療は月経周期や卵胞の成長に合わせて治療や検査を行うため、次の受診日が直前まで読みにくく、突然「明日来てください」と言われることもあります。
わたしの仕事は、突然休んだり早退をしたりということが難しい職種のため、仕事をしながらでも通院できるよう、各病院の外来予定表と自分の勤務時間をにらめっこしながら通える曜日の多いところを絞り込んでいきました。
仕事あがりにも受診できる『受付終了時間の遅いところ』『予約制で時間を読みやすいところ』が候補として残りました。
3.不妊治療専門クリニックかどうか
『体外受精まで同じ施設でステップアップできること』『毎回同一医師に診察してもらえること』を重視し、不妊治療を専門とする院長が主に診察を担当する不妊治療専門クリニックを選びました。
4.ネットの口コミや体験記
大手の口コミサイトを覗くと、実際に受診された方からのさまざまな口コミを読むことが出来ます。中には、『スタッフが冷たかった』『院長先生が恐かった』など否定的な意見のものも。
決め手となったのは、実際にそのクリニックで治療をされた方のブログを読んだことでした。優しく上品な院長先生、明るいスタッフさんの様子が書かれていました。
実際に受診してみるとスタッフさんも優しくアットホームなクリニックで、安心して治療を受けることができました。
事前に読んだ口コミの中には『スタッフが機械的で、事務的』というものもあり、実際に受診するまでは内心不安もありました。
ある人にとって悪い病院が必ずしも他の人にとっても悪い病院とは限りません。逆もまたしかり。各個人の先生や病院との相性もあります。
インターネットの口コミはあくまで参考程度と考え、最終的には自分で判断をすることが大切だな、と実体験を通し感じました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:pika
子どもの年齢:2歳双子
1981年生まれ。医師。2012年、妊活の記録のため「ピカ待ちブログ」を始める。その後、体外受精を経て一卵性双胎を授かり、2014年5月に双子を出産。双胎妊娠・出産の記録である「続ピカ待ち☆MD twin DIARY」を経て現在はツイッターやブログなどで双子育児の様子をお送りしています。
ブログ:「ふたご絵日記」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。