39週目に入ったところ、「もしかして今夜にでも陣痛が来た!って言うかもね~。」と旦那に話した二日目の夜でした。
朝方5:30頃。
おねしょをする感覚で目が覚め、慌ててトイレへ走り、「これは破水だ!」と実感。
トイレを覗き込むも、尿の色じゃないし、なんか異物が浮いている。
慌てて旦那を起こす。4時半に寝たばかりの彼は寝ぼけ中(もともと仕事上ランチから夜までや夜中までの仕事が多いので夜型)
破水が始まったことを話すと、
「本当に破水?おしっこじゃないの?陣痛が来るの先でしょ?」
と強く否定されたが、
「陣痛じゃなくて破水が先に来ることもあるの!」」と私。
明らかに色と匂いが違うことを主張し、病院へ電話をしてもらうと、病院に来るように言われたので、そのあと病院へ向かいました。
おなかにセンサーを設置。
一つは赤ちゃんの心拍を数えるセンサーともう一つは陣痛の動き?を計るセンサー。
モニターの数値があがるが、いまいち陣痛を感じていなかったため、結局2時間半ほど様子を見るが陣痛を感じてないので、帰宅させられました。
その際、体温計をもらい体温が上がるようなら再び電話するようにと言われました。
破水後は常に水が漏れている感じで、ナプキンがかなり必要でした。
一時期、持ってたの足りるかしら?と思ったけど、病院滞在時は病院が支給してくれました。
荷物をまとめ、旦那の実家へ、陣痛が始まるのを待つ。
DVDを見ながら、陣痛を待ちました。すると生理痛のような痛みが始まり、最初は時々だったのが、定期的に来るようになったので、記録。
確実に20分に一回の一定の感覚じゃなく、20分のときもあれば15分のときも、そしたら25分とか、時間は結構バラバラでした。
でも痛みが強くなり始め、生理通のひどい感じになってくる。
立ったり、腰を動かしたりして、何とかその痛みを逃がす。
1時間に6回の割合で来るようになったので、病院に電話し再び旦那、義妹そしてお義母さんと2時ごろ病院へ向かう。
センサーを再びおなかにつけるが、陣痛がきちんと定期的に来ていないことで再び家に帰される。
家に帰り、痛みに苦しみながら、テレビを見たり、陣痛が定期的に来るのを待つが、
が、次第に生理通のひどい痛みから声が出るほどの痛みに変わる。
間隔は基本5分に一回の割合できてました。
旦那は昼寝をせずDVDを見てたので、ちょうど陣痛がひどくなり始めたときにぐっすりと寝ており、あまりの痛さに我慢ができず、彼を起こし、病院へ電話してもらうように頼む。
彼が電話すると助産婦さんが、
「薬を打ちたくなるほど痛い?」と聞いてきた。
私は無痛ではなく、自然分娩を希望していたので、薬を打つも何も、打たないって決めてるから、断ると
「それならまだ家にいてください。」と言われました。
病院までは車で10分ぐらい。
今すぐ病院へ行きたいことを伝え、
「来ても痛み止めぐらいしかすることができないわよ。」と言われ、とにかく病院へ行けば何とかなると思っていた私は強く病院行きを希望し、
彼はというと再び家に帰されるぐらいなら、もうちょっと様子を見ようというけれど、もう痛すぎる私は、断固病院行きを決めました。
夜8時ごろ再び病院へ。
病院へ到着すると、センサーを再びおなかにつけ観察。
痛みはひどく声が漏れるほどでした。
陣痛は、すでに5分に一回の割合で来てるけど、子宮口がしっかり開いていないらしく、まだまだかかるといわる。
夜中の1時。前日寝てなかったのもあり、旦那は私のベットの隣のソファーで、再び寝てました。
相変わらず水がもれているからなのか、おなかがかなり下に降りてきており、おなかの形が変形してました。
あまりの陣痛の痛さに、とうとう限界を感じ、助産婦さんに
「鎮痛剤打ってください!」
と頼み、鎮痛剤を打ってもらいました
やはり鎮痛剤は効果があって、声が漏れるほどの痛みはなく、生理通の痛みの感覚。
これが順番に効果が薄れてきて、再び声が漏れ始めたので、
「やっぱり無痛にしてください」とと助産婦さんに頼むと、
「ガスは試してみた?ちょっとやってみる?」と言われたので、否定もできず、ガスを体験。
陣痛が来たときにそのガスを吸うんだけど、痛み逃がしのための呼吸法(鼻から吸って、口から出す)より、私はガスを吸っていた方が(口から吸って、口から出す呼吸の仕方が)少し楽だった。
その上このガス、陣痛時に吸うんだけど、最初は吸い初めだから痛い。
だけど吸ってるうちにお酒をほどよく飲んだ酔っ払いの状態になり、それがまた気持ちよくて、笑えて来るんだよね。(もちろんガスのせいです)
でもこれ、かなり喉が渇くし、痛みもそこまで和らぐわけではない。
陣痛が痛くて声はもれていました。かなり大きい声なにもかかわらず、彼は隣のソファーで睡眠。
助産婦さんが子宮口のサイズチェック。
3:15の時点で4cmぐらい開いているらしく、ナプキンも血で真っ赤でした。
4時ちょっと前再び助産婦さんが子宮口のチェック
7~8cm開いているらしい。
痛みはピークで踏ん張りたい気持ちを我慢してました。
この辺で旦那は水を飲ませてくれたりと補助してくれました。
子宮口が全開になったのか、
「いきみたくなったらいきんでいいわよ」
と言われ、陣痛の痛みに合わせて、いきむがなかなか難しかったです。
でも助産婦さんに
「頭が見えてきたわよ」
と言われたので、がんばれました。
彼も横について手を握っていてくれてました。
助産婦さんにあごは引いてと注意され、気を付けたりしてました。
出産のとき足を置く台がなかったので、なかなかうまく踏ん張りができず、私の右側に助産婦さんが立っていて、陣痛の痛みが来ると私の足を助産婦さんの腰に当ててくれるため、踏ん張りやすかったので、旦那にに左側の同じような位置に立ってもらい、私は彼の腰の横に足を当てて踏ん張りました。
足をしっかり乗せて踏ん張ると結構いきみやすかった割には、多分10回以上は踏ん張ったところで、頭が見えてきました。
そして、もう数回踏ん張って、頭が出てきました。
しかし、ここで事件発生!!!
出てきた赤ちゃんを見ると、へその緒が赤ちゃんの首に絡まっているらしく、いそいで切るとのこと。
「だからここで踏ん張らないで!!!」と助産婦さんに言われるが、もうそれはかなり高度な技術で、大便を途中で止めるのと一緒で、もう進みかけたのを止めるのは難しい。
「無理無理無理!押しちゃいそう!」と一生懸命訴えかけたところ、
旦那がへその緒を切る予定でしたが、急遽、助産婦さんに切ってもらいました。
「切ったわよ!いつもで押していいわよ!!!」と助産婦さんに言われ、もう言われる前に押しちゃいそうな勢いだったため、あっさり体のほうは出て、赤ちゃんは生まれました。
つくづく出産とは大仕事なのを肌で感じ、人ひとりをこの世に生み出す大変さを感じ、母に感謝しています。
破水以降の旦那のダメダメがよくわかる出産経験でした。
只今二人目を妊娠中なので、この失敗の経験を活かし、次回は旦那の補助に期待したいと思ってます。
*オーストラリア在住なので、日本の病院と対応などが結構違うと思います。
それで、結構妊娠の検診から戸惑いました。
かなり自由で、立ち合いは、旦那、義母、義妹と三人に立ち会ってもらいました。
分娩も問題がなければ、ある程度子宮口が開きすぎていなければ、無痛をその日に希望すればやってもらえます。
私は痛みで我慢ができず、無痛を希望しようとしたら、すでに子宮口が開きすぎだったらしく、無理でした。
出産費用は公立の病院で出産だったため、基本かかってませんが、初期の時の往診はプライベートの病院での診察でしたので、費用が掛かってます。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:Meg
オーストラリアで日本とは違った生活を楽しんでます。
日本の便利さ、サービスの良さを感じながらも、オーストラリアの自由、自然がいっぱいなところを満喫しています。
隣の芝生は青く見えるっていうのは本当で、ない物ねだり。でもネガティブなところばかり見ていても人生は楽しくないので、人生山あれば谷あり、笑う門には福来るということで、毎日充実できるように過ごしてます。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。