私が妊娠中に初めて胎動を感じたのは妊娠5カ月の終わりころ、妊娠19週の時でした。
何となくお腹の下のほうが動くような感覚がありました。腸が動いた時と、同じような体感です。
妊娠週数が進むにつれ胎動は強く感じるようになり、妊娠22週に入ってから胎動が規則的なリズムで感じられることに気が付きました。
でもその時は、胎児がしゃっくりするなんて全く知りませんでした。
「ポンポンとリズミカルにお腹を蹴っているのかな~」最初はそう思ったのですが、注意深く胎動を感じてみるとどうも違う。そこでインターネットで「胎動 規則的」と検索し、初めて胎児がしゃっくりすることがあると知りました。
胎児がしゃっくりをするという事実を知ってから「あ、しゃっくりが始まった」と意識し始め、しゃっくりをしている時間を気にしてみると、長い時で1時間以上しゃっくりが続くことがありました。
さすがに胎児が1時間もしゃっくりを続けるなんて大丈夫なのかと心配になり、妊婦健診の時に先生に相談しました。
先生は「胎児がしゃっくりするのは外に出た時のために呼吸の練習をしているのであって、自然なことだよ」と言い、「1時間しゃっくりが続くのも特に問題ないしそれだけ元気な証拠だよ」とも教えていただきました。
それからは安心して、しゃっくりの感覚を楽しむことができるようになりました。
また、お腹の中で赤ちゃんがしゃっくりをしてくれたおかげで、夫にも胎動を感じて貰うことができました。赤ちゃんがお腹を蹴った時の胎動は、私が感じた瞬間すぐに夫の手をとってお腹に当ててもすぐに収まってしまい、なかなか夫が赤ちゃんの動きを感じることができずにいました。
それに対してしゃっくりは少しの間続くので、夫に「しゃっくりしてるよ」と伝えてからお腹をゆっくり触って貰い、胎動を感じさせることができました。
お腹の中の赤ちゃんは、一日数回に分けて何度もしゃっくりをしていました。
特に夜寝る時にしゃっくりが始まり、その後も長く続くので私自身がなかなか寝つけず、夜更かしすることになってしまい、昼夜逆転のようになっていた時期もありました。
でも、寝ている夫の隣で私と赤ちゃんだけの特別な時間を過ごしているような気がして、とても嬉しくいつも温かい気持ちになりました。
産まれて来てからも、娘はよくしゃっくりをします。
その度に妊娠中のことを思い出しては「よく元気に生まれて来てくれたね」と話しかけています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:朝子
年齢:30代
子どもの年齢:0歳5ヶ月
すくすく成長する娘と忙しくも楽しい毎日を送っています。
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