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転職活動真っ最中。内定決まりかけの時に妊娠判明!人事担当者からの思いがけない言葉

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実は、私の妊娠が判明したタイミングというのは転職活動真っ最中のことでした。
「転職希望だったのに?」と不快に感じる方もいるかもしれません。
でも、きっと同じような状況の方もいらっしゃるのではと思い私の妊娠中のトラブルについて書かせていただきます。

転職活動は、ほぼ内定確実な状況の頃でした。役員面接を受け、手ごたえを感じていた矢先に妊娠が判明。
こうなると正直、落としてほしいという気持ちもある反面、今まで行きたかった業界へのワンステップが踏める、合格したい、でも、おなかには赤ちゃんが・・・という不安な気持ちあります。


毎日気持ちはふらふらしていました。
そして、ふらふらな気持ちの状態の時に人事から採用通知を頂き、やはりうれしい反面、複雑な気持ちでした。


さて、どうしようか。内定を蹴ろうか。
このまま妊娠に気づかなかったふりをして入社した後に「実は・・・」と言おうか、等とずるい考えさえ思い浮かんでいました。
ですが、やはりこんな不安定な気持ちは、おなかの赤ちゃんにとっても絶対よくないと思い正直に人事に相談しようと心に決めました。


連絡をしてみるとタイミングが悪いことに面接をしてくださった人事の方が超多忙でほとんど会社にいらっしゃらないとのこと。
携帯やメールで何度も連絡をしてもほとんどコンタクトが取れず、はてさて困ったと思っているうちに入社の2週間前に。その時、赤ちゃんは10週目くらいだったでしょうか。
その間、私は現職の引継ぎ書などを作成し、ゆっくりのんびりといかない日々を過ごしていました。


するとある日の明け方、トイレに起き用を足した際、拭いたトイレットペーパーがピンク色に!!
え!?血!?まさか・・・と一瞬にして真っ青になりました。
気のせいではありません。色はピンク色ですが血です。まぎれもない。


私は、寝ている夫を起こし血が出ていると大騒ぎ。
ああ、はっきりと行動を起こして心をクリアにしないで過ごしていた罰が当たったのだ・・・と泣きそうになりながら病院が開くのを待ちました。


診察結果は「切迫流産」です。
先生からは、入院まではしなくてもいいけど、自宅にいる際はほぼベッドの上で生活するようにと言われました。

その時、遅いですが初めて「ああ、私は一人の命をこの体に宿しているんだ。その自覚をなんでもっと持たなかったのだろう」と再認識。
自宅のベッドの上から、内定先の人事担当者に連絡。
そんなタイミングに限って、電話が奇跡的につながる。
「はーい。どうしました?」と明るい声が聞こえてきました。


私は、丁寧に言葉を選びながら今までの経緯をお話。
せっかく、時間と費用をかけて行った採用試験に対しこのような結果になってしまい申し訳ないことを詫び内定辞退を申し出ました。
すると、思いがけない言葉が。


「うちの会社に決まったタイミングで妊娠なんて、なんてミラクルなんだろう。きっと、そのベビーとうちの会社は相性がいいんだよ。今すぐに、働くことは難しいけど、出産して落ち着いたら、是非一緒に働きましょう」と仰っていただきベッドの上で涙が止まりませんでした。

実際、その方の何とも寛大な計らいで妊娠中にもかかわらず採用したままとなり入社。
体調が落ち着いて安定期に入ってからは、体調を見ながら現場に同行させていただいたりしました。
でも、働くママがどんどん多くなるこれからの日本。
こういう理解のある会社がもっと増えるといいのになと感じました。
でも、無理は禁物ですね。

 

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著者:ayacology
年齢:35歳
子どもの年齢:2際

現在2歳の男の子のママをしています。初めての子育てと仕事の両立に毎日バタバタですが、毎日の子供の成長に喜びを感じながら、ママとしても日々成長させてもらっています。母乳が終わってからは大好きな念願だったワインナイトを再開。ほどほどにワインを楽しみながら、将来息子とワインを楽しめるのを夢見ています。

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