妊活を本格的に始める前の半年間、ずっと子どもを作る事への疑問や罪悪感でモヤモヤしていたのですが
"自分にとっての「子どもを作ること」は人生を肯定する事なんだな"と思い至ったところで、いったんモヤモヤは晴れたような気がしました。
子どもの人生と自分の人生は別物なので、私が自分の人生をいいもんだと勝手に思ったとして子どもがそうだとは限らないのですが、
まず自分がそう思えなきゃ今ここにいない子どもに生を強要する事なんてできないので、
本当に子どもを作るって自分自身や人生を肯定する事なんだなあと…。
でも、
自分の人生に限っても、なかなかパキっと肯定できずにいました。
ずっと考えてたんです。幸せな人生になる保証ができないのに、産むのは申し訳ないんじゃないかって。親は大体の場合先に死んじゃうし…
でもたとえ長生きできて子どもが死ぬまで面倒見れたとしても、人生親以外との関わりの方が多いし、
無難なレールを敷いてしまうと面白くないだろうし、
何を幸せと感じるかは人それぞれだし、
客観的な評価が欲しかったりとか単純に寂しかったりとか、家族じゃダメな場面も多々あるので、
どう頑張っても人間ひとりの人生まるごと幸せにする保証なんて出来ないという結論に至りました。これはネガティブとかじゃなくて…無理!無理無理!笑
でも、「そうなるためのサポートをする」という保証なら、親の行動で実践できる範囲なので約束することが出来ます。
子どもを作る事への罪悪感は産んだ後の行動で消すことにして、妊活をスタートさせたのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:きたあかり
2016年6月にムスメを出産し、生後2ヶ月ごろからインスタで育児絵日記(@kita.acari)をつけています。ムスメの寝顔を見ながら寝落ちするお昼寝タイムが至福。
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