昔から「胃が丈夫」と自負する私は若い頃はもちろん、30歳を過ぎても「胃もたれ」とは無縁の生活をおくっていました。食べ合わせなども特に気にせず揚げ物、ケーキ、ラーメン…好きなものを好きなだけ食べていました。
長男を妊娠した時も、悪阻が全くなかったこともあり、栄養バランスは気にしつつも好きなものをバクバク食べ「食」に関しては、ほとんどストレスなく過ごす事が出来ていました。
しかし二人目妊活中の時のことです。その日は私の誕生日で、主人と長男が私の大好きな食べ物ばかりを用意してくれました。お寿司、天ぷら、ケーキ。特にケーキは毎年私からリクエストするほど大好きなチョコレートケーキでした。今年もまた誕生日にこれが食べられる!といつもならウキウキなのですが、どうも今年は気分が乗らない…。
まず、お寿司や天ぷらを少し食べると胃のあたりに違和感が。すぐにお腹がいっぱいになってしまうような、これまで感じたことがない感覚で「なんだかおかしいな」と思いながらごちそうを口に運んでいました。
長男が嬉しそうにキラキラした目で「お母さん、お誕生日だね~。おめでとう!」と言ってくれるので無理をしてでも食なければ!と頑張る私。そして、ロウソクをふーっと消していよいよチョコレートケーキを食べる時がやってきました。
一口食べて「おいしー!ありがとう!」と言いましたが、正直なところ胃が気持ち悪くてもう食べられない、限界…という思いでした。それでもやっとの思いで切り分けられたケーキを完食しその日は眠りにつきました。
翌朝、起きると猛烈な胃もたれで気持ちが悪い。ベッドから起き上がれないほどでした。これは絶対におかしい。そして直感で「妊娠」の二文字が頭に浮かびました。そして誕生日以降、度々胃もたれをおこし、食欲がどんどん減退していきました。
1週間経ち生理予定日が訪れました生理が来ません。そして試した検査薬は陽性反応でした。今思うと胃もたれがそのまま人生初の悪阻に繋がっていったように思います。
ひどい胃もたれを起こした誕生日が妊娠3週の頃だったので、妊娠超初期のかなり早い段階で体に変化が起こっていたことになります。まだ妊娠したことも気が付かず検査薬でも反応が出ないような時でしたが、私の体が私に授かったことを教えてくれていたのです。妊娠とは本当に未知で神秘的だと思いました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:おしゃもじ
年齢:35歳
子どもの年齢:4歳、0歳11ヶ月
わんぱくすぎるお兄ちゃんとマイペースな弟、男の子2人の子育てに奮闘中のママです。ドタバタと忙しく過ぎていく毎日ですが、子どもたちと過ごす時間は何よりも幸せ!趣味は山登り、写真、アウトドア全般。子どもたちが大きくなったら一緒に登山をするのが夢です。
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