前回、妊娠6ヶ月で産婦人科から総合病院へ転院になったことを書きましたが、今回はその転院の理由となった、へその緒のトラブルについてです。
診断名は、臍帯付着部異常でした。
通常、臍帯(さいたい=へその緒のこと)は胎盤の中央あたりに付着しているそうですが、それが胎盤の端ギリギリについているものを「辺縁付着」、胎盤から完全にはずれて卵膜に付着するものを「卵膜付着」というそうです。
私は辺縁付着の方でした。発生率は2%の、まあまあレアなケースだそうです。
臍帯が胎盤から外れていたらなにがまずいのかと言うと、まず、胎盤から送られている赤ちゃんが育つために必要な栄養が届かない、または届く量が少なくなり、赤ちゃんの発育遅延の原因になることがあるそう。
そして次なる心配は、分娩の時。
私のへその緒はどうやらこんな感じで、血管が一部分卵膜にもぐっていたので、子宮が収縮し圧迫されると酸素が届かなくなる恐れがあるそうなのです。
だから体調がおかしいと思う時や陣痛の時は早めに受診するよう言われました。
さらに、へその緒に軽く結び目ができてるかも?とも言われ、さらに不安に。(これまた発生率0.5〜1%のレアケース…)
すでにつわりで常に体調悪いのに、そこから体調の変化に気づけるのだろうか…
病名を検索し、最悪のケースをみて不安が止まらなくなり…
しかし臍帯の位置は胎盤ができるときには決まっているらしいので、何が原因で起こったというわけでもなく、何か対策できるわけでもなく、つまり私にできることは何もなく。
落ち着け…
何事もなく生まれた人もたくさんいるし、
出産してからわかることも多いらしいから、早めに気づいてもらったのは心の準備できるからラッキーよ…と言い聞かせたり…
不安で心配で狼狽して時々落ち着いて。
終わらないつわりも一因となり、常に情緒不安定でした。
さらに不安に拍車をかけたのが臨月期。
妊娠10ヶ月になると、毎晩のように前駆陣痛におそわれるようになりました。
1人目の時もエブリデイ☆前駆陣痛だったので、これは前駆陣痛だろうなーというのはわかるのですが、お腹が張ってることに違いはないから、もしかして酸素届いてなくて赤ちゃんが苦しんでたらどうしよう…
これは病院いくべき?耐えるべき??
と、毎晩葛藤するのが辛かったです。
妊娠中、全然寝付けなくて悩んでいたのですが、この頃は本当に眠れませんでした。
出産予定日10日前、前駆陣痛がついに24時間続き、完徹。
どうにもこうにもしんどいので受診しました。
しかし病院にいくと遠のいていく陣痛…。
微弱陣痛になり、これは一旦帰宅して本陣痛を待ってもいいと言われたのですが、陣痛がくるたびに不安になることを伝えると、入院させてもらえることに。
ずっと病院にいられる!
常に赤ちゃんの心拍確認できる!
なんという安心感でしょう…!
久しぶりに安心できたのと、前日眠れなかったのとで、入院初日はひさびさにぐっすり眠れました。笑
そこからずーっと微弱陣痛で本陣痛にはならず、陣痛促進剤を投与し分娩スタート。その後、何事もなく(いや実際いろいろありすぎたんですけど赤ちゃんの生命に関わることに関しては何事もなく)、無事に産まれてきてくれました。
酸素不足になることもなかったんだそうで。よかったー!
結び目もできていなかったんだそうで、よかったー!
1人目を生んだ時は、やっと会えた!感動!生命の神秘!といろいろ感情的になったものですが、
今回は心配ばかりしてたせいか、無事産まれたことがひたすら安心で、よかったー!もう!ほんと!よかった!(語彙力喪失)と、全力で安堵した出産でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ハナウタ
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、0歳
写真で残せなかった家族の日常をイラストで記録しています。子どもが大きくなってから読み返すのが楽しみです。
インスタグラム:hanautahaluta
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。