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【医師監修】エコー写真ってどう見るの?3D、4Dエコーって何?

健診でもらえるエコー写真。帰宅してあらためて見るものの「これ、何だっけ?」となりがちですよね。エコー写真は赤ちゃんの成長やようすがよくわかるツールの1つだから、わからないのはもったいない!エコー写真の正しい見方や、気になる3D、4Dエコーについて解説します。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

エコー写真で何がわかるの?

エコー写真とは?

超音波(エコー)検査は、赤ちゃんの成長をチェックする重要な検査です。赤ちゃんの大きさ、羊水の量、胎盤の位置などを調べて、赤ちゃんの体の構造についてもチェックすることができます。エコー写真は、その検査の記録として渡されるものです。

写真横の英数字の意味は?

エコー写真の英数字は赤ちゃんの成長を表しています。写真の横に記載されることの多い英数字の意味を知っていると、赤ちゃんの成長をより実感できますよ♪

・AC……体幹周囲長(abdominal circumference)。おなか周りの長さ。
・AGE(またはGA:gestational age)……妊娠週数。○w○dは、○週○日の意味。
・APTD……体幹前後径(antero-postero trunk diameter)。お腹の厚み。
・BPD…頭大横径(biparietal diameter)。頭の横幅。
・CRL……胎児頭殿長(crown-rump-length)。頭からお尻までの長さ。
・FL……大腿骨長(femur length)。太ももの骨の長さ。
・SD……標準偏差。平均との差を示している。
・TTD……体幹横径(transverse trunk diameter)お腹の横幅。

コラム

エコー写真は赤ちゃんの断面

エコーは物にあたると反射する超音波の性質を使い、赤ちゃんの断面を映す方法です。骨や脂肪などは白く、羊水は黒く見えます。

3D、4Dエコーって何?

3Dは立体、4Dは動画

2Dのエコー写真は断面を写すので赤ちゃんの断面の構造が見えますが、3Dは各断面をつなぎ合わせて立体的に表現できるため、顔つきや表情やしぐさなども見えます。4Dは3Dを動画にしたものです。3D・4Dは専用の機器がある施設でしか見られません。

3D、4Dエコー検査は、妊娠8~9週ころから、末期まで可能です。一つのオススメな時期は、全身が見えるようになる12~20週頃。この頃は、まだ子宮内のスペースも広いので、体をいっぱい使って、飛び跳ねるように動く姿が見られて、とてもかわいいですよ。

3Dエコーで見る赤ちゃんの不思議

初期:妊娠9週で人らしいシルエットに

妊娠9週の1週間で、頭からお尻までの長さが約3㎝までになります。小さいながらもヒトっぽい形になってきて、機能はまだまだこれからですが、かわいい目、鼻、口、耳といった顔のパーツもできてきました。

中期:おなかの中で、あくびをしたり、回転したり

25週で赤ちゃんの頭の大きさは、約6cmになりました。目は光に反応し始め、耳は子宮の外の音が聴こえてきます。まぶたができるので、より人間らしい顔つきになり、あくびやまばたきをしたり。まだ子宮内のスペースもあるので、くるりと回るようすが写ることも。

後期:おなかの中で泣いたり、笑ったり

妊娠36週になると、身長は45cmを超え、ふっくらした赤ちゃんらしい体つきになってきます。体が大きくなり、エコー写真には全身が入らなくなりますが、ほほ笑んだり、泣いたりする表情がよく見えます。この笑顔に会えるまであともう少しです。

この記事のまとめ

ふたりでエコー写真を楽しんでください

今しか見られないエコー写真。家に持って帰ったら「これは何?」「何をしているところかな?」と会話しながら、赤ちゃんに会える日を心待ちにしてくださいね。

構成・文/
竹本紗梨
イラスト/
itabamoe