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【医師監修】妊娠10週(妊娠3ヶ月:妊娠初期)

2020-04-23

妊娠10週の赤ちゃんの様子

肌はうすいけれど少しずつふっくら
大切な器官がつくられている真最中

10週のエコー写真。手を頭の上に置いたかわいらしいポーズ。まだ親指ほどの大きさですが、あらゆる器官が働き始めています画像提供:丸茂レディースクリニック

今週の始めは、頭からお尻までの長さが3cmほどだったのが、週の終わりには4cmほどに成長します。肌はすりガラスのように透きとおっていますが、顔はまるく、ずいぶん赤ちゃんらしくなってきました。今は中枢神経や、肺などの呼吸器、胃などの消化器、眼や耳や口など、あらゆる器官がつくられている真最中。お薬やX線撮影などを避けるためにも、風邪や怪我に気を付けて過ごしましょう。

大人の血液は骨髄でつくられますが、赤ちゃんの血液は最初は卵黄嚢でつくられ、今は肝臓でつくられています。さらに来週からは左の肋骨の内側にある脾臓で赤血球がつくられるようになります。このように、赤ちゃんの臓器は形ができていくばかりでなく、それぞれの働きを既に始めているのですから、驚きです。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

妊婦10週のママの体の変化とアドバイス

気分の晴れない日が続きます
つわりはいつごろおさまるの?

今日もつわりでつらいな…と思いながら毎日を過ごしている妊婦さんも多いことでしょう。個人差もありますが、つわりのピークはまさに今、妊娠8~10週頃と言われています。吐き気や眠気だけでなく、キッチンや通勤電車などのにおいで具合が悪くなったり、唾液の分泌が過剰になったり、頭痛がしたりと症状は人によってさまざまです。

なかには1日に何度も吐く、水分を受けつけない、尿がほとんど出ない、急激な体重減少があるなど重い症状になる人も。これは「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といって点滴・入院などの処置が必要になります。気になる症状が1つでもあればすぐ受診しましょう。

ほとんどの場合、胎盤が完成して妊娠が安定する14~15週頃には、症状が軽くなってくるようです。今は栄養バランスよりも食べられるものを食べて。胃が空っぽになるとムカムカしやすいので、おなかがすく前にこまめに食べるようにしましょう。

監修医師

林 聡先生

産婦人科医
東京マザーズクリニック 院長

産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、超音波専門医、周産期(母体・胎児)専門医。国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科 医長ののち、2012年1月より 東京マザーズクリニック院長に就任。

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