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【医師監修】妊娠24週(妊娠7ヶ月:妊娠中期)

2020-04-23

妊娠24週の赤ちゃんの様子

からだ全体がどんどん大きくなって脳の「考える」部位も育ち始める

24週のエコー写真。目を動かしたり、音を聞いたり、手を握ったり開いたり。いろいろな刺激で脳は発達していきます画像提供:丸茂レディースクリニック

太ももの骨の長さ(大腿骨長)は約4cmになりました。先月ひと月で身長は約2倍、体重は3倍にもなるほど急成長しています。皮下脂肪が増えて、からだ全体がふっくらしてきます。体毛も増えました。

大脳は急速に発達していて、外見は大人の脳と変わりなくなってきましたが、表面にはまだしわがなくて平らな感じです。目は眼球を動かしたり、耳から音が聴こえたり、何かが手に触れたり…そうしたからだからの情報は絶えず脳に送られ、五感を発達させています。

これまで脳は、生命維持に必要な部分が発達していました。これから「大脳皮質」という、生物では人間だけが持つ、高度なことを考える部位が発達を始めようとしています。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

妊婦24週のママの体の変化とアドバイス

お産でダメージを受けることも!?
骨盤底筋を鍛えよう

「骨盤底筋」という名前を聞いたことがある人もいるでしょう。文字通り骨盤の底にあり、尿道や肛門、腟のまわりにある筋肉の総称です。座っているときも立っているときも、常に内臓を支え、妊娠中は重たい子宮を支えています。出産のときは赤ちゃんがこの筋肉を押しわけながら出てくるので、しなやかに強い状態にしておきたいもの。切迫早産の兆候がない人なら、簡単なエクササイズに取り組むのはとてもいいことです。

足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、ひざを曲げながらゆっくりと腰を下げてまた戻ってくるスクワットや、肛門や腟のあたりをギュッと締めたりゆるめたりする動きを繰り返してみましょう。1日10分でも、毎日続けると効果的です。このエクササイズを覚えて産後に行うと、気になる腟のゆるみや尿もれの改善にも役立ちます。

監修医師

海老根 真由美先生

産婦人科医
白金高輪海老根ウィメンズクリニック 院長

産婦人科専門医。2013年 産婦人科、婦人科、助産師の外来を中心とした白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開設。

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